今日も俺の好きなやつが可愛い (ページ14)

今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:30,853 hit

12話ページ14

今日は万里くんを家に呼んだ

『もうちょっとで来るかなぁ』

時計を何度も確認して部屋で待つ

悠「姉ちゃん今日誰か来んの？」

『うん。多分ずっと私の部屋にいるから悠はいつも通りにしてていいよ』

悠「わかった」

そんな時家の呼び鈴がなる

『来た！』

私は急いで玄関に向かった

『いらっしゃい！』

万「おう」

万里くんを部屋に案内する

万「Aの部屋久しぶりだな」

『高校の時1回私が勉強教えてもらうために来てもらったよね』

万「あぁ。まぁ教えるとこあまり無かったし、勉強会みたいなもんだったけどな」

『そんなことないよ！万里くんのおかげでテスト100点取れたからね』

万「良かったな」

『じゃぁ私、飲み物取ってくるね』

万「おう」

そして私は飲み物を取りに行った

ーーーーーーーー
悠side

姉ちゃんの部屋に忘れ物をした

もう友達来てるみたいだけど取りに行きたかったからすぐに取ってきて帰れば大丈夫だろうと思って部屋に入ったら

万「ん？お前もしかしてAの弟か？」

悠「なんで…」

大嫌いなあいつがいた

俺は無意識にあいつの胸ぐらを掴んでいた

万「おい！いきなり何すんだよ！」

悠「うるせぇ！姉ちゃんに二度と関わるな！帰れ」

万「はぁ？！」

悠「なんで不良のお前ばっかり姉ちゃんと楽しんでんだよ！俺だって昔みたいに！」

『ちょっとどうしたの！』

俺と万里の怒鳴り声に駆けつけてきた姉ちゃんは俺の事を見て顔を真っ青にした

『悠！何やってるの！』

悠「姉ちゃん…」

『なんでそんなことしたの！お姉ちゃん言ったよね？自分がされて嫌なことは人にしちゃいけないって！』

悠「姉ちゃんだって…俺にやってるじゃん！」

『えっ？』

悠「もう知らねぇよ！そいつと2人で楽しめば？！もう俺と関わらないでさ！」

俺は部屋を出た

本当はそんなこと思ってない

だけど怒りで制御できなくなった自分はただひたすら姉ちゃんに酷い言葉をぶつけることしか出来なかった