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第245話 ページ49

まさか自分も貰えるとは思っていなかったのだろう

てか逆に自分のジュースだけないなんて、それもそれで嫌じゃねぇか?
俺は絶対嫌だな、てかそんなこと俺はしねぇ

いらないなら返せと手を出すと、Aはなにを思ったのか手を重ねてきた

俺と朔間先輩は彼女の行動に驚いた
だが、彼女はそんなことも気にせず渡したココアを美味しそうに飲む

朔間先輩は曰くAは、ココアが大好きらしい
嬉しそうにする彼女を見ていると買ってきた俺も自然と嬉しくなるわけだ

そして俺はふと思った
なんでAは朔間先輩を呼び捨てにしてるんだと
それを彼女に聞くとココアを吹き出した

なにかまずいことでも言ったのかと思っていると、Aは俺が吸血鬼ヤロ〜と呼んでいることを言ってきた

それを言われたら俺もなんて言っていいか、分からなくなる
俺はいいんだと言えばなんでだと言ってくるA

呼び捨ての方がまずいだろと言えばまずくないと言ってくる彼女と言い合っていると、そんな俺たちを眺めていた朔間先輩が呑気気に変なことを言い出した

そんな先輩にAはデコピンをおみまいさせていた
痛がっている朔間先輩に変なことを言うなと言って彼女は、飲み終わったココアの缶を片付け始めた

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作者名:明桜 | 作者ホームページ:nhatev-hdfs miri1  
作成日時:2023年1月28日 11時

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