252華 ページ9
実久里 「A、お前は本当にそう思っているのかい?」
『もちろん!なんでですか?』
私はそんなことを聞いてくる実久里様を不思議に思った
実久里 「……A、自分の顔を触ってごらん」
ため息をついて言ってくる実久里様
『顔、ですか?』
私はそう言って顔を触ると、手が何かによって濡れていた
『あ、あれ……?』
私はぺたぺたと自分の顔を触ると、目から涙が出ていることに気づいた
『な、なんで……なみ、だが?』
ぽろぽろと流れ出る涙に不思議に思っていると、実久里様に頭から包み込まれた
実久里 「ごめんよ、A」
ごめんと何回も言う実久里様
『実久里様が、謝る必要なんて……』
実久里 「水蘭なんて名前、嫌なんだろう?」
そう言って私を見てくる実久里様
『そんな、こと……』
私が言おうと同時にまた涙が溢れ出てきた
『ど、どうし、て?』
何回拭っても、どんどん涙は出てくるばかり
【このAの綺麗な空の色と海のような青色の髪……まとめると水色に近い髪色】
【そして、その水に胡蝶蘭の花……つまり蘭
これを合わせて水蘭。とてもいい名前じゃない?】
お姉ちゃんの言葉が思い出される
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明桜(プロフ) - 奏さん» ありがとうございます!これからもゆっくり更新していくので、よろしくお願いします! (2022年10月2日 11時) (レス) id: b4587a2f8b (このIDを非表示/違反報告)
奏 - わわわ、更新嬉しいです!続き楽しみにしています!!! (2022年10月2日 11時) (レス) id: ede5190494 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:明桜 | 作者ホームページ:nhatev-hdfs miri1
作成日時:2022年9月18日 16時