ねぇ、誰か私を見て。2

第51話 ページ6

ジェイド「それで、フロイドはああ言ってましたけど、僕(やばい
え？」

やばい、やばすぎる

次の授業って錬金術の授業じゃなかったっけ？

それってクルーウェル先生の授業じゃん！

授業に遅刻したりすると補習があるパターン
じゃん

それだけは避けたい

絶対に避けたい

よし、行こう！
走って行けば間に合う←走ったら怒られる

ジェイド「Aさん？どう(ごめん、ジェイド
何がです？」

『僕の次の授業、錬金術なんだ！
クルーウェル先生の授業だから、遅刻したら
まずいからもう行くね！』

『卵焼き、美味しいって言ってくれて
ありがとね、お世辞でも嬉しかったよ！
じゃあ、また！』

ジェイド「ちょっと！Aさん！」

私はジェイドに言いたいことだけ言って
授業に向かった

後ろでは、ジェイドの声が聞こえたけど
今はそれどころじゃない！

完全に遅刻してしまう！

それは絶対に

『嫌だーー！』

ジェイド「……行ってしまいましたね
何か叫んでましたけど」

ジェイドはAに置いていかれ、
ぽつんと1人になってしまった

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