僕たちの恋の記録。 (ページ3)

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呼び方ページ3

自己紹介が終わり、休み時間になった。

「あの～、坂間さん？隣の席だね！よろしく！」

「あ、髙橋くん、だよね。よろしく。」
「あの、こっちは作ちゃん、親友で、、」

「おー！！作間！今年同じクラスか！よろしくな！」

「えっ、作ちゃんと知り合い？」

「うん、俺と優斗は1年のとき体育委員で一緒だったから。ってか、「同じクラスか！」って、、優斗自己紹介聞いてなかったの？？」
「まあいいや、これがAだよ。仲よくしてやって。」

「あ～！！この子が作間がよく話してたAちゃんか！」
「ねね、坂間さん、Aちゃんって呼んでもいい？俺のことは優斗でいいからさ！！」

「え、あの、うん、もちろん。」
「じゃあ私は、、ゆ、優斗くん、で。」

「ははっ！Aちゃん可愛い！じゃあ改めてよろしく！！！」

「へっ、、！うん、！」

面と向かって「可愛い」なんて初めて言われた。
それに作ちゃん以外の男の子から名前で呼ばれるのも。

いやいや、優斗くんはすごくモテて人気者で、こんなことはよく言っているに違いないし、名前呼びだって仲よくなるためで、深い意味は無いはず。

なぜか高鳴る胸を「私は慣れてないから」と無理やり納得させ、2人との会話を終わらせた。