[第4話]テレポーテーションで...(その7) ページ13
(新八side)
Aさんの突然の提案に、僅かに困惑こそしたが行ってみたい気もしたので賛同した。
"その喫茶店にシノも居るんだよね。"
とAさんが話す。
おおかた先程の連絡で誘われたのだろう。
着いたのは古民家を改造した喫茶店で、なんだか懐かしい気配がした。
入る前にAさんに"新八くん"と呼び止められる。
A「えっと、その...先に言っておくね
心の準備しておいて。」
え、
ちょちょちょAさん、言うだけ言って店の中入ってっちゃうの!??
つーか、心の準備って何???
一体全体何を準備しろと言うんですか...。
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(銀時side)
シノ「あ、もうすぐ着くらしいです。」
シノからそう言われ、神楽も俺も体が僅かに強ばる。
無理矢理呼び出してもらったのに、それが新八では無かったらまた1から探し直しだ。
数分後、店のドアが開いた。
扉の音と共に入ってきたのは新八...ではなく
黒髪に天パの胸下までの髪を持った、黒縁メガネを掛けた少女だった。
いつぞやに店主から聞いたシノの友達とやらと特徴が一致することから恐らく本人だろう。
緊張した面持ちで少女はシノの隣の席に座ると、何か言いたげな顔をしてドアの方を向いた。
ドアの方に視線を向けると、そこには
「あれ、Aさん?」
と辺りをキョロキョロと見回す新八の姿が。
新八「あっ、居....たァァァッ?!!」
銀時「よく来たな、ぱっつあん」
神楽「待ちくたびれたネ、このダメガネ。酢昆布奢るヨロシ!」
新八「え...なっなんでここに居るんですかアンタらァァァァァァ!!!」
銀時「ンなモン決まってんだろ。」
神楽「あまりにも帰ってくるのが遅いから迎えに来てやったネ。」
A「ご、ごめんって新八くん...
私ちゃんと言ったじゃないか、心の準備しておいてって。」
新八「いや、流石に無理があるでしょぉぉぉぉ!!??」
A「えぇー....でもこれ以外に言えることないし。」
シノ「まあ、とりあえず新八くんには座ってもらって...。」
"あっハイッ"
と答えた新八は少し涙を浮かべながら俺らの隣に座る。
いつもなら
”おいおい、泣いてんのかぱっつあん”
なんていじり倒すところだが、それより今は
A「では、話しましょうか。新八くんがなぜ、この世界に来たのか。」
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作者:どーも、作者です。
前作が見間違えでなければ、なんと800hit超えてる!ありがとうございますm(*_ _)m
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廣岡唯 - 続きをくれぁ (1月20日 15時) (レス) @page20 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
Aki/アキ(プロフ) - 雪姫さん» わぁぁ!!!!!ありがとうございます〜(*´ω`*)これからも更新頑張ります!٩( 'ω' )و (2021年12月14日 0時) (レス) id: 40c6dcca35 (このIDを非表示/違反報告)
雪姫(プロフ) - 続き待ってます!!!!! (2021年12月12日 13時) (レス) @page11 id: eeb0e1af4c (このIDを非表示/違反報告)
Aki/アキ(プロフ) - 今日のお話いつもより更新時間遅れるかもしれませんm(_ _)m (2021年10月10日 20時) (レス) id: 40c6dcca35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Aki/アキ x他1人 | 作成日時:2021年9月5日 21時