いざ行かん!お買い物(その8) ページ2
(Aside)
新八君達と別れた後、私とシノは施設内にあるカフェテリアに来ていた。
シノ「...それで?何となく状況は察したけど...原因は分かったの?」
シノは珈琲を啜りながらそう言った。
A「流石シノ。ヲタクなだけあるね...原因はまだ分かってない。」
注文したチョコレートケーキを頬張りながら答える。
シノ「そっか。でもまさか本当に逆トリップが起こるとはねぇ。」
A「そうなんだよなぁ。実感湧かないし。」
"原因"と言うのは、言ってしまえば"トリップの原因"の事だ。
A「トリップ、または逆トリップの原因は2つある。」
"1つ目は、事故によるもの・通り魔に刺されるなどして意識を失ったり、亡くなってしまったりすること。
2つ目は、何かしらの力や能力、機械によるもの。"
基本的に原因としてされるのはこの二択。
"トリップ方法を試す"という手も無くはないが、命の危険もあるし、失敗した代償は大きいと聞く。
それに新八君は突然のトリップによって状況が理解出来ていなかった。
A「俺は銀魂の世界線ということもあって、2つ目の原因である可能性が高いとみてるけど...。」
でもなぁ...出会った時、服とか汚れてたし。
シノ「まあ、こうなると様子見だよねぇ。」
A「だね。銀さんとか神楽ちゃんとかお妙さんとかも心配してるだろうし...。」
シノ「とは言っても、こっちの世界から銀魂の世界線に連絡が取れる訳でもないし。」
A「新八君が危険な目に合わないようにだけ見ておくとか、衣食住を保証することぐらいしか出来ることないもんね。」
シノ「学校は?どうすんの?」
A「流石に連れて行く訳にもいかないから家でお留守番かなぁ...。学校で急に消えてもアレだし。」
シノ「確かに。上級生とかに銀魂ヲタクとかいたら大騒ぎになるもんねぇ。」
時計を見るとあと少しで13時になるところだった。
合流場所はカフェテリアのすぐ近くにあるフードコートだ。
A「じゃ、そろそろ行こうか」
いつの間にか食べ終わっていたチョコレートケーキの皿を持って返却口に向かう。
シノ「あ、A待ってー!」
A「へいへい。あ、シノ、忘れ物」
椅子の上に置きっぱなしだったアニメグッズが入っている袋を渡した。
シノ「わ、ホントだ。忘れてたらタヒぬとこだったよ。」
そう言って2人はカフェテリアを後にした。
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廣岡唯 - 続きをくれぁ (1月20日 15時) (レス) @page20 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
Aki/アキ(プロフ) - 雪姫さん» わぁぁ!!!!!ありがとうございます〜(*´ω`*)これからも更新頑張ります!٩( 'ω' )و (2021年12月14日 0時) (レス) id: 40c6dcca35 (このIDを非表示/違反報告)
雪姫(プロフ) - 続き待ってます!!!!! (2021年12月12日 13時) (レス) @page11 id: eeb0e1af4c (このIDを非表示/違反報告)
Aki/アキ(プロフ) - 今日のお話いつもより更新時間遅れるかもしれませんm(_ _)m (2021年10月10日 20時) (レス) id: 40c6dcca35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Aki/アキ x他1人 | 作成日時:2021年9月5日 21時