[第3話]いざ行かん!お買い物(その3) ページ14
Aさんがその2人に駆け寄って行ったので、その2人がAさんの友人達なのだと分かった。
僕もAさんの後ろを着いていく。
A「お待たせ〜!切符ってもう買った?」
Aさんが話しかけると、Aさんが女友達だと話していた"1人目の友人"さんが答える。
シノ「ううん、まだ〜。それで、一緒にいるのがAが言ってた子?」
A「そうそう、親戚の新八くん。L○NEの方で言った通り、急にうちに来ることになったから。」
"親戚"というのはAさんの嘘である。
Aさん曰く、
『突然別の世界からやってきて、一緒に住むことになったとかきっと信じて貰えないだろうから、"親戚"っていう設定にしよう!』
ということらしい。
コウ「にしても大変だな。こんな時期に親戚の家に居候なんて。」
"2人目の友人"さんに話しかけられ、咄嗟に答える。
新八「いえ、Aさんに色々助けて貰ったので。」
コウ「そっか。困ったことあったらいつでも言えよ?」
コウ「俺は、古川コウ宜しく。」
新八「はい!宜しくお願いします!コウさん!」
「あ、うちも自己紹介。」
と"1人目の友人"さんも会話に混ざる。
シノ「七尾シノ!Aとは中学からの親友みたいな?宜しくね新八くん!」
新八「こちらこそ宜しくお願いします、シノさん!」
シノ「アハハ、タメでいいよ〜!同い年なんだし〜!」
新八(Aさんのお友達本当にいい人ばかりで良かった。)
そう思い、安心した僕だった。
(Aside)
コウ「そうそう。あ、A〜。」
A「ん、何〜?」
コウ「今日って、なんで俺も呼ばれたの?買い物だけなら俺が来る必要なかったんじゃ...。」
A「あー、古川を連れてきたのは服とかも買うから。俺、クソほどファッションセンスないし、あと男子の服の好みとか分かんねぇし。」
コウ「あーなるほど。」
古川が"そういうことか"とこぼしたので
私も"そういうことだ"と返しておいた。
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作者名:Aki/アキ | 作成日時:2021年6月5日 22時