[第1話]「このタイミングで逆トリップかよぉぉぉぉ!?」 ページ2
銀魂が連載終了し、作品としては最後の劇場版となる「銀魂 The Final」の公開から数ヶ月がたった頃。
かぶき町の万事屋では今日も今日とて騒がしく声が響く。
銀時「オイィィィ!俺が残しておいたチョコレートの山がなくなってんだけどぉぉぉ!」
新八「銀さん、アンタいい加減糖分控えないと病院送りですよ。」
神楽「銀座町で行方不明者多発。原因不明で頭を抱える真選組。いや〜、前に比べてマシだとはいえ相変わらず物騒な世の中アルな〜私怖いよ〜パピーマミー。」
銀時「おー、神楽美味かったか?俺が残しておいたチョコレートの味は...。」
神楽「チョコレートなんて知らないアル」
銀時「嘘つけぇぇぇ!つまらねぇ嘘は鼻血隠してから言えよ?口からカカオの匂いがプンプンすんぞ?」
神楽「チョコレート食べて鼻血なんてそんなベタな〜」
新八はそんな2人を眺めつつ、相変わらず騒がしいこの日常に何処か安堵した。
新八「んじゃ、夕飯の買い出し行ってきますね。いい加減やめてくださいよ、お登勢さんが来る前に。」
そう言い残し、新八は怒号が響く万事屋を後にした。
それが最後の言葉となるとも知らずに。
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ピロピロピローン
大江戸スーパーを出て、江戸の街並みを見渡す。
新八「ホント、色々なことがあったなぁ。」
今日を含め、銀さんに出会ってから今まで沢山の出来事に一喜一憂したり、瀕死になりかけたり、そんな事を思い出しながら家に向かって歩き出した、その時。
キキーッ((パーッパッパーッ
クラクションの音と車のブレーキの音がすぐ近くで聞こえた。自分の耳のすぐ横で。
音が聞こえたと同時に新八は車に撥ねられた。
新八「っ痛っ!...え...。」
唸り声をあげてから目を見開いた。地面には赤黒い液体が流れている。鉄の匂いがしたことでそれが自分の血だとわかった。
新八(ああ、僕、死んじゃうのか...こんな...所で.....)
意識を失う前に聞こえたのは救急車のサイレンだけだった。
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作者:中途半端になっちゃうので次に行かせてもらいます。m(_ _)m
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作者名:Aki/アキ | 作成日時:2021年6月5日 22時