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11時58分_______
今日は岳といろんな話をして、実はかなり楽しかった
お風呂に入り、今は自室のベッドの上。
「 …あと2分で誕生日か 」
祐也くん、ほんとに忘れちゃってるのかな。
いいんだけど
…いいんだけど。ね?
あと1分
少しだけ悲しくて
少しだけ期待して
メッセージぐらい来るんじゃないかと
少し熱い携帯を握りしめて
ああほら、後10秒
ピコンッ
「 あ…花… 」
通知画面には、友達から少し急ぎすぎたメッセージが来てて
3…2…1…
_______0:00
「 なった 」
その途端、仲のいい友達から
数件のLINEが来た。
準備して待っててくれたのかな。
いやでも、花は少し早すぎ。笑
嬉しくてにやけてしまいながら
ロック画面を開く。
誕生日おめでとう!…か、
中には 彼氏とラブラブすんな〜!って書いてる人もいるし。笑
面白いな、嬉しいな、楽しいな
なのに
「 …虚無感 」
数分経った今、欲張りかもしれないけど
祐也くんからのメッセージがないのが辛い。
はあ、
思い溜息がやけに耳に響いた時
ハッピーバースデートゥーユー
…
ドアからケーキと歌と共に
岳が入ってきた。
「 …が、岳?」
岳「 A、誕生日おめでとう!!」
私の目の前にケーキを差し出して
ロウソクを吹けと言ってくる。
…なんなら電気も消して欲しかったな、なんて
少し笑いそうになってしまう。笑
でも、岳の笑顔が見れて
少し寂しかった心の穴が埋まって
「 ありがとう〜!」
ケーキを机に置いた岳の背中に抱きついた。
岳「 うわ、もうびっくりするな〜 」
「 へへ。いいでしょ?」
こんな甘い雰囲気、祐也くんだけだと思ってた。
岳「 いいけど襲っちゃうよ?」
「 …それはダメ 」
岳「 嘘だって 」
まあ、男ってことは忘れないように。
体を離して、また携帯の画面を見た。
通知は沢山きてるけど
その中に祐也くんの名前はない。
着信もなし、か。
まあ、実際に言いたい派かもしれないし
今日は忘れようっと。
その日、2人で少しケーキを食べて
眠りについた。
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葵ゆき - 1つお願いが。まだまだ新米ですが小説が書こうと思います。で、少しこのお話に似てしまうと思うのですが、このお話の名前を小説に出していいか聞きに来ました。。 お返事待ってます。 (2019年4月6日 22時) (レス) id: 4e7532b7f3 (このIDを非表示/違反報告)
真子(プロフ) - きみえさん» きみえさん、コメント嬉しいです!ありがとうございます〜!!(≧▽≦) (2018年10月5日 22時) (レス) id: c5ebfa47eb (このIDを非表示/違反報告)
きみえ(プロフ) - 切ない、、、大好きな作品です!!続編楽しみにしています!!これからも応援してます! (2018年10月5日 22時) (レス) id: 07ca606d01 (このIDを非表示/違反報告)
真子(プロフ) - きたにかこやまさん» きたにかこやまさん、コメントありがとうございます。無事こちらは完結しましたが、まだまだ続くのでぜひ応援してくださると嬉しいです(^_^)! (2018年10月5日 21時) (レス) id: c5ebfa47eb (このIDを非表示/違反報告)
真子(プロフ) - ナナしさん» ナナしさん、何だか読まれてしまってコメントを返せずにいました。ごめんなさい。私的にこの小説はもっと続けたいので最後まで見守ってくれると有難いです。(^_^) (2018年10月5日 21時) (レス) id: c5ebfa47eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:真子 | 作成日時:2018年8月13日 2時