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岳「 …A？」
早く離れたくて、足早にその場を離れる。
けど、どんどん足が動かなくなって
しまいには座り込んでしまった。
岳「 …A、」
「 …もっ、やだっ 」
限界だよ。こんなの。
祐也くんに怒鳴られて
どうして私が悪いことになっちゃうの？
必死に私は、この状況を避けようとしたのに。
祐也くん。なんで分かってくれないの？
岳「 ごめん…朝の俺が出なかったら… 」
「 ... 」
そうだよ、岳だって悪い。
��そんなことないよ��なんて言えない。
「 …やだぁ 」
岳「 ... 」
感情がいっぱいいっぱいで
目を閉じれば、祐也くんが遠くに離れていく映像が流れて
「 …待ってよっ 」
お願い、置いてかないで。
「 …っは、っはぁっ 」
祐也くんがいなかったら、生きていけないって…
もう、息の仕方も分からないよ
岳「 A？！」
「 …、っだめ 」
もう意識が遠のいていく
みんなみんな離れていく
辛いよ。
私は意識を引き止めることなく手放した。
...
手「 Aの誕生日っていつ？」
「 いつだと思う？」
手「 教えてよ、笑 」
「 じゃあ絶対お祝いしてね？」
手「 馬鹿、当たり前だろ 」
放課後の図書室
二人きりで、笑い合いながら話したのを思い出す。
この日から楽しみにしていた。
生きていて一番ワクワクしていた。
祐也くんの存在は
いつも私を一番にしたのに。
たった忘れていたことが
本当ならそれだけなんだけど
岳は従兄弟だから傷付けないで、
そうお願いした時 関係なくね？と言われたのは
本当に心が苦しかった。
いつも包み込んでくれて優しさに溢れてるのに
その時の祐也くんは
最低だと思ったし。幻滅した。
自分から離れたくせに
気を失うほど 祐也くんが離れるのが怖くて
それは怒鳴られたことより何より怖くて
お願いだから戻ってきて。
「 祐也くん、好きだよ 」
手「 俺も好き 」
いつかの記憶なのか
新鮮に聞こえる彼の声
でもきっといるはずない。
だとしても忘れないように
真っ暗な暗闇へと落ちた。
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葵ゆき - １つお願いが。まだまだ新米ですが小説が書こうと思います｡で、少しこのお話に似てしまうと思うのですが、このお話の名前を小説に出していいか聞きに来ました。。 お返事待ってます。 (2019年4月6日 22時) (
レス) id: 4e7532b7f3 (このIDを非表示/違反報告)
真子(プロフ) - きみえさん» きみえさん、コメント嬉しいです！ありがとうございます〜！！(≧▽≦) (2018年10月5日 22時) (レス) id: c5ebfa47eb (このIDを非表示/違反報告)
きみえ(プロフ) - 切ない、、、大好きな作品です！！続編楽しみにしています！！これからも応援してます！ (2018年10月5日 22時) (レス) id: 07ca606d01 (このIDを非表示/違反報告)
真子(プロフ) - きたにかこやまさん» きたにかこやまさん、コメントありがとうございます。無事こちらは完結しましたが、まだまだ続くのでぜひ応援してくださると嬉しいです（＾_＾）！ (2018年10月5日 21時) (レス) id: c5ebfa47eb (このIDを非表示/違反報告)
真子(プロフ) - ナナしさん» ナナしさん、何だか読まれてしまってコメントを返せずにいました。ごめんなさい。私的にこの小説はもっと続けたいので最後まで見守ってくれると有難いです。（＾_＾） (2018年10月5日 21時) (レス) id: c5ebfa47eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真子 | 作成日時：2018年8月13日 2時
