お み け ん 短 編 集 ！【３】

ア レ ル ギ ー (TKC) ページ13

TAKAHIRO side



海老と蟹が食べられなかった俺の恋人は


少しずつ少しずつ慣らしてくうちに


アレルギーを克服した。


そしたら約二年ぶりに食べるのが相当嬉しいのか


調子に乗って毎日の様に食べようとする。



T「コラ。食べれるようになったからって一気に食べないの！」


今日も海老の入ったシュウマイを晩御飯に食べようと買ってきた健一郎さん。



KC「えーダメ？」



なんて可愛いお顔で聞いてくるけどダメです！


もうここ一週間くらい毎日海老蟹食べてるよあなた


流石にそれはね。食べれるようになったからって心配。


そう告げるとわかった！って子供みたいに頷いた。


物分りが良くて助かる。



KC「このシューマイ冷凍庫？」



元々冷凍食品のシューマイだからね。


冷凍庫空いてたっけ。



T「俺やっとくから先に風呂入っちゃって」



そう相手に告げると はーい！って。いい返事。


じゃなくて、時々思う。


俺は子育てしてるのだろうか。


シューマイを冷凍庫に入れて食べた食器洗って


ソファに座ってビールを飲んでると



T「あがった！」



って、テチテチ足音立てて俺の元へ。


髪の毛濡れてるし。



T「ドライヤー持っておいで」



って言ったらまた はーい！って


だから子育てしてるのか俺。


持ってきた！ってドヤ顔。うん、可愛い。


俺の座ってるソファの下に座らせて


ドライヤーで髪を乾かす。



KC「うおーっ」



って、だから子供か。でも可愛い。


乾かし終わったら



T「俺も入ってくるね」



って風呂に行って上がったらふたりでベッドに行って


今日１日の俺の子育て。じゃなかった


恋人との時間は終わる。




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