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僕達の過去【深川緋斗、金色愛誓】 ページ26
「なに…!」
「大丈夫、苦しいのは最初だけ。そのうち楽になるよ……苦しかったのも忘れて、ね。」
頭に機械を付ける。何かもわからないその機械は、大きく振動して緋斗の脳を揺らしていく。
視界が揺らぐ、前が見えない。目は大きく開かれているのに、視界は真っ暗だ。
真っ暗な視界の中で、緋斗は自分が消えていく感覚に襲われた。
今までの自分が無かったかのように、生まれ変わるように。
「君、素質あるよ……他の人達は耐えきれなかったりするんだけどね」
愛誓の言葉も届いていない。届いたとしても、返事なんて出来ない。
目の前でもがき苦しむ男を何の感情もない目で見つめて、終わるのを待つ。
「さーて、君の名前は?」
「……深川緋斗」
「今いくつ?」
「…16」
「成功成功。さ、立って」
自分よりもかなり大きな男と向き合う愛誓は、今までに見た事のないほどにウキウキと蒸気した瞳で見つめていた。
僕達の過去2【深川緋斗、金色愛誓】→←私の過去3【金色愛誓】
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