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俺の過去7【黒柳暗亥】 ページ11
「……はァ…」
また1日が始まった。
おにぎりを支給され、いつもの場所に立たされる。
黙々と作業する。すると、壁の向こうに大人がいたらしく、話し声が聞こえた。
「ククッ…やっぱり印は面白いなぁ……」
「嗚呼…今回のなんて、形最高だろう」
何の話だ?
印?
「それにしても、白咲にあの印はヒデェなぁ…」
「顔はマシなんだ、顔が大丈夫ならなんでもいいだろ?」
…練磨の話だ。
じゃあまさか、印というのは……焼印?
昨日、背中が暑かったのも、そのせいで…
…なんで なんでなんだ
俺達が、何をしたって言うんだ。
何を言われることも無く連れてこられ、無理やり働かされる。
アイツらは、俺達で金儲けをしてるんだ…
力を、知識を持たない子供を使って……
「………ッ」
練磨が、皆の顔が映った。
…なんで、こんな事を………
雲が太陽を隠す。
その時、この世界から俺は消えた。
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