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僕に笑って【深川緋斗】 ページ2

…君はどうして、アイツを見てるの?

…君はどうして、僕を見てくれないの?






「…ねェ 愛誓チャン」

「………何」

パソコンに向かって何かを打ち込みながら、面倒くさそうに短く答える。

僕がアイツなら…返答は変わったのだろうか

いや、きっと変わっていただろう

彼女はアイツが___

「……いつまで打ち込んでるのォ?」

考える事をやめ、少し聞いてみた

「もう少しだけ」

またもや短く答える。僕に使う時間が勿体無いと言う様に。

こちらを見る事もなく、手を止めることもなく…彼女はただ、パソコンと見つめ合う。


少し位、こっちを見てもいいじゃないか

「……何すんの」

「あッ…? あ、ごめん……」

いつの間にか、彼女の座っている椅子をこちらに向けていた。

なんでこんな事をした?なんで彼女の邪魔をした?


彼女は椅子を直して、また打ち始めた


「………ごめんね」

そう言って、部屋を出た

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作者名:紅葉 x他3人 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2018年7月15日 18時

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