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僕に笑って【深川緋斗】 ページ2
…君はどうして、アイツを見てるの?
…君はどうして、僕を見てくれないの?
「…ねェ 愛誓チャン」
「………何」
パソコンに向かって何かを打ち込みながら、面倒くさそうに短く答える。
僕がアイツなら…返答は変わったのだろうか
いや、きっと変わっていただろう
彼女はアイツが___
「……いつまで打ち込んでるのォ?」
考える事をやめ、少し聞いてみた
「もう少しだけ」
またもや短く答える。僕に使う時間が勿体無いと言う様に。
こちらを見る事もなく、手を止めることもなく…彼女はただ、パソコンと見つめ合う。
少し位、こっちを見てもいいじゃないか
「……何すんの」
「あッ…? あ、ごめん……」
いつの間にか、彼女の座っている椅子をこちらに向けていた。
なんでこんな事をした?なんで彼女の邪魔をした?
彼女は椅子を直して、また打ち始めた
「………ごめんね」
そう言って、部屋を出た
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