サポート班 ページ24
あず《まさか特待生のサポートを頼むなんてね》
あの後彼から頼まれたのはまさかのグランユーフォリアに出る条件はAと言わないこと、そして特待生のサポートだった。
当の本人はこれが最善策と諦め顔で言うし、好きな子に頼まれちゃね。ハルはハルで衣装を任せろなんて名乗り出てどっちかと言えばエメカレの本当のサポートはそっちだな。
ひか「皆さんありがとうございます!でもどうして急に?」
佐和「まぁ特待生さんが頑張ってくれてたってのもあるかな」
ひか「よかったぁ!これからよろしくお願いします!」
嬉しそうに喜ぶ姿は普通の女の子で、どうしてこの子はAに対してあたりが強いのかと思ってしまう
悪い子じゃないと思うんだけど
天「!オー!あれはAじゃないかい?」
え?とハルが指さした方を見れば中庭で1人、噴水に腰掛けたAがいた
手にはアコースティックギターを持ってなにかしている
冠「むむ!相変わらず絵になりますなぁ!」
雛「また曲作ってるのかな?」
みんなの興味が一気にそちらに持っていかれた瞬間だ、ビクリとした。だって特待生がまるで本気で彼がにくいかのように睨み付けていたから
七「A!!!」
聞こえた声にそちらを自分も見ればそこにはprid'sがいた。
「ナナと、蛍先輩と、千紘先輩たちじゃん。」
千紘「後半に行くにつれて嫌そうな顔をしたな」
百「酷いなぁ俺たちまとめられちゃったよ?」
一色「俺と百瀬を同じにするな」
蛍「Aくん、今日は学校来てたんだね」
隣に彼らが座ればAはギターを止めた。
何か話しているのか楽しそうにAは笑っていて喜怒哀楽がハッキリしてるなぁなんて思ってしまう
そんなときだ、百瀬の手がAに伸びる、触れかけたその時どうしても我慢できなかった
佐和「A!」
窓から大きな声を出せば気がついたのかこちらを見たAはエメカレにも気がついたのだろうぱあっと笑顔になった
「佐和くん達だ!なにしてるのー!!」
佐和「こっちのセリフだよそれは、ギター持ってどうしたの?」
明らかに邪魔したくて声をかけたのに彼はわかっていないようで笑って答えた
「また曲書いてた!あ!そうだ!ねぇエメカレの曲出来たよ!!あずの音も入れた新しい曲!聞いて!今持っていく!」
慌てて荷物を片付けると走り出した彼に輝崎の兄の方と目が合い嫌そうな顔をされたが仕方ない俺も好きなんだからね
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作者名:ゆめの | 作成日時:2019年3月1日 15時