アイドル ページ13
side巴日和
｢なにこれ、話聞いてないよ｣
頬を膨らませて目の前にいるのはAくん、今日はEveのラジオの収録にきて貰ったけど不機嫌なんだね！
ラジオ収録自体は終わってそれの帰り道に僕の買い物に付き合うように引っ張ってきたんだけどら本当に凪砂くんもひとのめをひくけど、この子も人の目を集めるね！
巴｢毒蛇から聞いてなかったのが驚きだったね！｣
漣｢おひいさん、茨から聞いてないんすか？内容言ったら来なそうだから言わないでこさせるって｣
｢はめられたの？！やだむかつく！｣
本当に喜怒哀楽が顔に出る子なんだね、面白いと見ていればふと、ステージが見えた。なにやら催しものをしているみたいだね！
巴｢ジュンくん！あれ何をやってるのか見てくるといいね！｣
漣｢はぁ？自分で見てこりゃいいじゃないっすかぁなんで俺が｣
巴｢くちごたえするなんて悪い日和！｣
ふん！なんて言えばAくんはぽかんと一点に目を奪われていた。
そのステージの上にいたのは男の子で、2.5次元アイドルのエメカレと書かれていた
漣｢知り合いでもいたんすかぁ？｣
｢え？あぁうん。ちょっと｣
そういった姿に目を見開いた。だってその瞳には好奇心と期待となにか色んな感情が込められて輝いていたのだから。
あからさまに興味のあると言った顔に息を飲んだ。だってこの子は自分たちには関心を持ってさえ居ないというのに
｢今日イベントだって言ってたもんね、ねぇ見てきていい？｣
漣｢はぁ？！良いっすけど大丈夫なんすか？あんた今自分が思う以上に時の人ですけど｣
｢ちょっとだけみたいの！お願い！｣
ね？なんて言われてしまえば綺麗な顔だからなのか逆らえる訳もなく、行っておいでといえば駆け抜けて行った
巴｢まったく、あの子に今日振り回されてる気がするね！｣
漣｢まぁ変な騒ぎになんなきゃいいっすけどねぇ｣
適当な場所にでも座るかとジュンくんの見つけたベンチに座ればふと目の前に女の子がたっていた
ひか｢あ、あの！Eveの方ですか？｣
漣｢.......そうっすけど、あんた.......｣
巴｢ジュンくん。｣
ファン相手だから切り替えなさいとう意味を込めて見れば伝わったのか黙った彼に僕は続けた
巴｢うん、そうだね！でも今日はプライベートだから静かに.......｣
ひか｢すごい！本物のアイドルだ！！｣
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作者名：ゆめの | 作成日時：2019年3月1日 15時
