[男主]猫田くん4[OA！＋あんスタ] (ページ11)

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すれ違いページ11

side冠

絵になると思った

雛｢あ、帰ったんだね｣

今日は声優のイベントにAを誘って、4人で声優のイベントに行った。

お互いを知ることが大切ですからな！帰宅すると雛どのが声をかけてきた

冠｢いやー！とっても楽しかったです！｣

｢声優のイベント初めて行ったけどすごかったね、ファンもキラキラしててすごかった。楽しかった！嵐真連れて行ってくれてありがとう｣

キラキラとした笑顔で言われ頷く。本当に綺麗に笑う人ですな

｢ひかりちゃんも楽しかったよね｣

ひか｢.......何も思わなかったの？｣

え？

ひか｢私はつまらなかったよ。だって気が付かなかったの？皆ずっとAくんの事見てて視線すごかったじゃない。集中出来なかったよ｣

キッと睨みつけられたAどのが目を丸くした。

｢待って何言ってんの？｣

ひか｢すれ違う人もみんなAくんの事見てて私はイベントどころじゃなかったって言ってるの！Aくん、変装してたのかもしれないけど余り普通に出歩くの辞めたらどうかな。最近芸能界で活躍してるみたいだし、この件だって私に任せていいよ。もうAくんは要らないよ｣

冷たい言葉に唖然としてしまった。何を言ってるのだと、止めなきゃ行けないのに、体が動かない

｢Aくん最近手抜きしてるじゃん、グランユーフォリアなんでどうでもいいんでしょ？それなら私だけでやるよ。｣

何故そんな事を言うのだと思ってしまった、しかしAどのは笑った

｢あー.......ごめん、最近確かに事務所の仕事に専念してたかな。でも.......｣

ひか｢言い訳なんて聞かないよ、時間が無いっていつも言ってるじゃん！本気でやってよ！｣

焦ったような声に違和感を覚える、何故こんなに彼女は焦っている？何かあるのか？

｢.......そうだね、ごめんちょっと反省してくるわ。明日はどうするのか、皆で決めていいよ。ごめんね.......｣

力ない微笑みで手を振って立ち去る彼に手を伸ばしかけたとき、ヒナさんが追いかけていき手を下ろした

ヒナさんと、さわさんは、Aが好きだと公言していた。そんなふたりを応援するとも自分は言った

それなら自分は追いかける権利なんてないのではないか

ギュっと手を握りしめて自分の部屋へと戻った