Story32 ページ36
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もう時期、
仕事を切り上げ、自室に戻ろうというときだ、廊下がなにやら騒がしいことに気づく。
『こんな昼間から堂々と侵入者ってこともないと思うけど』
どうやら元凶と思われる、その現場へと行きつけば見覚えのある顔だった。
でも、なぜ彼はひとりなんだ。
だが、状況も状況であったため、とりあえず状況を収束させ彼の元へとむかう。
『大丈夫ですか？怪我とかは』
言葉もわかってないみたいだし、とりあえず日本語で話したほうがいいのだろうか。
『いや特に…って、日本語だよな？！』
『はい、そうですよ。日本人とのハーフなので』
『そりゃあ助かるわ！今、知り合いとはぐれちまって、この後どうすればいいのかよくわからねぇんだけど、とりあえず合流したいっつーか』
『なるほど、あの"抜け道"をまた使ったのか』
『抜け道？ああ、さっき通ってきたやつか。なんかいきなり空間に飲み込まれるかんじで、気づいたらここにいたんだわ…俺、ああいうの苦手で、超常現象みたいなのはやっぱりちょっとな』
『にしても、お前、話しやすいな！年齢も近そうだし、親近感わくわ』
『(自分のスタンドも十分超常現象だと思うけど)それはよかった』
にこりと微笑めば、"ジョジョ！！"と背後からの声にとらわれる。
この声はフーゴだろう、だいたいの状況が把握できればなにやら、二人をひきずっているようで
いろいろ済んでいるようだった。
『今、連れていこうと思っていたので丁度よかった』
「結局お説教コース…」
『なんでAがあんなにびびってたのか、ようやくわかったよ…』
そんな引きずられるふたりの前にしゃがめば、ゆっくりと視線をあわせる。
『……ああ！！お前、ジョルノ・ジョバァーナだな！！』
久しぶりにあった彼は、少し大人びたような気もするが、印象は特に変わらず。
なんだか、あのときが懐かしい気さえした。
『はい、久しぶり。康一くん』
｢とりあえず、フーゴに離すように言ってもらえると…そろそろお尻が限界だよ…。フーゴ酷い…｣
そんなすっかりなやりとりをしていれば、
周りから視線を集めているのがわかる。
それもあまり良い空気とは言えない、視線を。
原因は"
"
『フーゴもそのへんに』
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作者名：松雪 | 作成日時：2019年6月13日 17時
