Story30 ページ34
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｢仗助…っ、本当にありがとう｣
『すげえな、これお前の能力か？"再生"とか最強じゃあねぇか！』
凹んだ車は、客人のひとり東方仗助のスタンド"
みるみる再生されていく車はもうすっかり元通りであり、Aもほっと胸をなでおろすのだった。
『これくらい大したことねぇッスから』
『仗助くんのスタンド、"
｢スタンドは本人の精神を移したようなもの…こんな素敵な能力、きっと持ち主のやさしさからきてるのかもね｣
心を許したのか、先程とは印象の変わるそんな無邪気な笑顔を見せれば、
相棒の"
彼にもまた礼を通すのだった。
そんな様子をみれば、驚く2人にどこか自慢げなミスタ。
『お、おう、力に慣れてよかったぜ』
と、どこか照れたような様子をみせる仗助を目にすれば、ため息をこぼすミスタ。
『(こりゃ、ジョルノも苦労するわけだぜ)』
そんな彼の傍らで「ところで」とひょこっと顔をだす康一に首をかしげれば、
「そっちの人を紹介してくれるとありがたいんだけど…」と、遠慮がちに口にする。
「ああ、ごめん！彼は"グイード・ミスタ"。パッショーネのNO.3だよ」
『おう、よろしくな。んでもって、Aはかわいい妹だからな』
下手なことするなよ、と言わんばかりの牽制をすれば、
ギャングならではの凄味があったのかどきりとする仗助なのだった。
『車は俺が返しておくから、Aはそいつらジョルノの奴のとこに連れてけよ』
「いいの？お兄ちゃん…ありがとう、助かるよ」
『車が治ったんなら、車でみんなで行けばいいんじゃあ』
｢ふふ、それはそうなんだけど、、うん！今ならいけるかな。仗助、ちょっとそこから1歩路地入ってもらえる？｣
お？おう、と戸惑ったように足を踏み入れれば忽然と姿を消す仗助。
そんな信じられない状況を目にした康一はというと、
口をぱくぱくとさせ、くすりと笑う彼女を見据えるのだった。
｢よし！じゃあ、私達もいこうか！｣
『へ？ちょっと、うわぁっ』
手を引かれれば、彼女と異空間に吸い込まれる。
それはとても不思議な感覚で、これからの旅にわくわくするような
そんな経験となるのだった！
Story31→←Extra..(飛ばしていただいて問題ありません！)
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作者名：松雪 | 作成日時：2019年6月13日 17時
