Story23 ページ26
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家につけばまったりとする2人。
普段、仕事が仕事なだけに、家では、
まったり、ゆっくりするということを2人は決めていた。
そのためか、ジョルノの家…今となっては、
半同棲状態なのだが、家は、癒しグッズやら
クッションやらが散見している。
そんな空間に一際目立つ、綺麗なガラス製のテーブルは引き出し製になっており、
写真や仕事先で見つけたお気に入りの品など
一種のアルバムのようなものになっていた。
もちろん、すべて並べたのはAであるが、
ジョルノもまたそれを良しとし、むしろ、
気に入ってる節があるようだが。
そんな話はさておき、テーブルに並べられている
かわいらしいdolceに瞳を輝かすA。
また、そんな彼女を目にすれば彼もまたどこか満足そうにするのだった。
｢これ…っ！｣
『いつものところの店主が、Aにって』
｢かわいい…エディブル・フラワーのババロアだ｣
『写真撮る？』
もちろん、と頷く彼女を撮ろうと端末を構えるジョルノの手を握れば、
ジョルノも一緒に決まってる、と笑ってみせる彼女。
そんな彼女に小さく微笑めば、2人でシャッターを切るのだった。
そんな折、｢さっきの話だけど｣と口火を切るのはジョルノであった。
｢んっ、おいしい…うん、いい話しの続きね｣
『話しがついたよ、了承してくれると』
｢……え？待って、話しって"広瀬康一"くんの話しだよね。早くない？…さすがね。｣
『時間はありましたから。少し迷ってるみたいだったけど、来てくれるとそう言ってたよ』
｢楽しみだな。ありがとう、連絡してくれて｣
それでいつ来るの？と首をかしげれば、
来週かな、と笑ってみせるジョルノ。
そんな彼の言動に驚きを隠せずにいれば、
予想通りの反応だったのか、
｢迎える準備なら間に合いますよ｣と
笑ってみせるのだった。
『それで空港まで"彼ら"を迎えに行こうと思うんだけど』
｢来週なら空いてるし、私が行くよ。その方が仲良くなれるしね｣
『そういうとは思ってはいたけど、運転大丈夫でしたっけ、A』
｢ん、最悪レイピアにしてもらうから大丈夫｣
それは大丈夫ではないのでは、と内心思うジョルノであったが、
｢気をつけてくださいよ｣と困ったように笑うのだった。
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作者名：松雪 | 作成日時：2019年6月13日 17時
