Hello【S×O】 (ページ6)

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和side

15時にリーダーの家に着くように家を出る。
インターホンを押しても中から返事はないから、
オートロックに番号を入れる。

「おじゃましまーす」

中へ入ると翔ちゃんが脱ぎ捨てたパジャマが見えて、持ってきたビニール袋をキッチンに置いてからそれを畳む。
その後で、朝ごはんの洗い物をしてるとピンポーンとインターホンが鳴った。

本当は下まで迎えに行かないといけなかったのに、うっかりしていた。

「今開けるからね」

翔『和くんただいま！』

「おかえり翔ちゃん。迎えに行けなくてごめんね。」

翔『ううん、翔くんもうひとりでできるから！』

ひとりでできるが最近の口癖。
可愛いけど、ちょっと寂しい。

翔『和くんくるの、はやいね！』

「へ？」

翔『今日はさとしくんとーちょくだけど、夜は、和くんきてくれると思うから、だいじょぶ？って、さとしくんがね、』

「あー、夜に来ると思ったんだね。今からいてもいい？」

翔『いいよー！』

翔ちゃんは記憶力がすごくいいから、
俺も下手なことは言えない。笑

ご飯とお風呂を済ませたら、少し遊びの相手をして、21時になる前にベッドに入る。
ダブルベットだから、リーダーが当直の時は俺もそこで寝かせてもらう。

寝顔の写真を撮ってリーダーに送ったら今日の任務は完了。小学生にしては小さいその体を抱きしめるようにして眠りについた。