【イナGO】大切なもの【松風天馬】 (ページ6)

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5話ページ6

*～貴方side～*

天馬「神童先輩～!!!」

神童「遅いぞ天馬!!!…ん?その子は?」

天馬「この前話してた子です!!」

貴方「どうも…白倉Aです…(ﾍﾟｺﾘ」

この人が神童先輩…

神童「俺は神童拓斗。よろしくな。」

貴方「よろしく…お願いします…。」

天馬「白倉さんが体験だけならって…」

神童「気が向いたらいつでも来てくれ!!(ｷﾗｷﾗ」

貴方「ぇ、ぁ、はい。」

なんか想像してた人と違う…

神童「天馬、案内とかその他諸々頼んだ!!」

天馬「了解です!!!」

貴方「;;」

なんなんだろう;;

天馬「白倉さんってサッカーやったことある?」

貴方「…一応ある。」

天馬「いつ頃!?」

貴方「三年前まで…クラブチームに入ってた。」

ぁ、これ言わない方が良かったかな…?

天馬「すごいね!!…あれ?なんで辞めちゃったの?」

貴方「…」

辞めた…原因?

そんなの松風君には関係ない。

それに私はサッカーをやっていい筈がない。

だって…私は沙月からサッカーを奪った…

最低な奴だ。

図々しいにも程がある。

天馬「白倉さん…?」

貴方「ぁ…いや別に…勉強とか…疎かになったら嫌だから…」

天馬「そっか…じゃあサッカーやるのは久しぶりなの?」

貴方「う、ん…」

なんでだろ…気持ち悪い…

吐き気がする…サッカー…沙月…

貴方「ｯｯ!!!」

天馬「白倉さん?」

貴方「ご、ごめんなさい…用事思い出したから…明日でもいい?」

嘘だ。用事なんて…

天馬「それならしょうがないよね;;

なんか…無理に誘ってごめん;;」

貴方「いいの…じゃ…」

私は足早にその場を去った。

＿ｷｷｨｨｨｨｨ

＿ｶﾞｼｬｱｧｧｧｧﾝ

＿貴方『沙月ｯｯ!!!!!!』

＿沙月『…A…!!』

＿貴方『ぁ…ぁぁ…(ｶﾀｶﾀ』

貴方「ｯｯ…う…くぅ…」

私は堪えていた吐き気に耐えられず、その場にしゃがみこんだ。

私のせいで沙月は…あんな目にｯ…

私のせいで沙月は…沙月は…

貴方「…もう、いや…」

…神様の意地悪…!!!