【イナGO】大切なもの【松風天馬】 (ページ3)

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次の日

*～貴方side～*

ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

＿ｼ…ﾝ

さっきまでざわめいていた教室は、私が入ったことによって静まりかえった。

空気が重くなる一方で、

今日もあの子が、私に話しかけてくる。

空野「おはよう!!白倉さん!!」

貴方「…おはよう。」

空野「ねぇねぇ、白倉さんってさ…」

あぁ、面倒くさい。

私のことは放っておいてくれ。

そんな私に、助け船が出された。

もっとも、助け船を出してくれた本人は全くの無自覚らしいが。

天馬「葵ー!!」

同じクラスでサッカー部キャプテンの松風天馬だ。

空野「天馬!!////」

空野さんの目がキラキラと宝石を散りばめたように輝き、頬はピンクに染まる。

あぁ、コイツら新婚か。

いや、松風君は全く気にしていないみたいだ。

じゃあ空野さんの片想いか。

なんてくだらないことを考えていた。

天馬「葵って白倉さんと仲が良いの!?」

うわぁ、面倒くさい。

空野「え…うーんとね…」

ほら、聞かれたら仲が良いのか悪いのかなんて言えない。

これが人間だ。

私が大嫌いな。

貴方「別に。」

私はキッパリ言う。

どうせ空野さんも自分が人気者でしょアピールしたいだけ。

私には関係ないの。

天馬「そうなんだ…(ｼｭﾝ」

貴方「…」

罪悪感…(ﾁｸﾁｸ

天馬「そうだ!!白倉さんって部活何もやってないよね?」

貴方「う、ん…」

嫌な予感…

天馬「サッカー部に入ったら?」

清々しいほどの笑顔で、松風君は私にいい放った。

貴方「いや…そn(空野「て、天馬～…それは急すぎるよ;;」…」

私が断る前に空野さんが止める。

なんで焦ってんだろう…?