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チョコレートラスク。 ページ42

昔の私は殺人鬼と同類だった


決して悪い親に育てられたわけじゃない



元々そういう家だった



両親共々殺し屋だったのだ




でも、その殺し屋は少年の殺し屋に殺された





これは決して比喩ではない、少年に殺された




私はただただ両親が真っ赤に染まって床に転がっていくのを見ているだけだった



生き延びた私は少年の容姿、その時に見えたナイフを頼りに所在を探した




辿り着いたのはデルモニコの所だった




しかし、その少年はとても強かった




信じられないくらい強かった



私は彼の依頼をでっち上げ、自らの手で殺すために呼び出した



不意をついて鎖骨の辺りにナイフを突き刺した




しかし





私は返り討ちにあい、腹部、足、頭に傷を負い、死にかけながらも敵前逃亡をした



何故か少年は追いかけることはしなかった








生き延びた私は彼に復讐をするために、腕を磨いた




何百件と仕事を受け、何百人の命を摘み取った




彼と同じ土俵に経つために私はわざわざ右目をくり抜いた




数年後、私は少年の殺しを依頼されるほどの腕になった



その少年はまだ殺し屋として働いていた




『どうも!』


少年「…だれだ」


『殺した人間の親族にに復讐を受けるなんて日常茶飯事だよね?

私のこと覚えてない?番の殺し屋の娘


その首にある傷をつけた私のことを』



少年「悪いが記憶にない」




その言葉に私はカチンときて、持っていた拳銃をぶっぱなした



私たちの力はほぼ互角


両者が血だらけになりながら、殺し合いを繰り広げていた



身体中に切り傷が走り、銃痕がそこら中に残った



「そこまでだ」




そう声を発した男



それはデルモニコだった




少年「…デルモニコ!」

『……あの、うがっ…』



頭に衝撃が走り私はそのあとの記憶はない





気が付いたらベットの上だった



真っ白な空間にあるこのベットはもしかしたら死後の世界なんじゃないかとも思った


起き上がると同時に身体中に痛みが走った



デ「起きたか」


ドアの前でたっていたのはデルモニコとあの少年だった

私は身体に隠してあったナイフを探した


デ「全て取り除いた

俺の話を聞いてくれないか」



デルモニコは私の腕と根気を買ったらしく

自分のところで働けという提案だった


『なんで、そいつがいる所なんかで』


私は少年を指した


デ「これは提案じゃない、命令だ」

ホワイトラスク。→←ゴーヤチャンプルー。



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蝉ろ(プロフ) - ひか(゚ω゚)さん» コメントありがとうございます!わかります!澪ちゃんとボンベロ幸せにくっついてほしいですね(*´ω`*) (2019年8月3日 8時) (レス) id: d8c39059bc (このIDを非表示/違反報告)
ひか(゚ω゚)(プロフ) - 澪ちゃんとボンベロ、スキンと柊ちゃん 幸せにくっついて…と応援したくなりました(*´艸`)♪ (2019年8月3日 8時) (レス) id: 3899850634 (このIDを非表示/違反報告)
3397(プロフ) - ひか(゚ω゚)さん» ありがとうございます!あっちの方も見てくれてるのに…嬉しいです^^* (2019年7月28日 10時) (レス) id: 58a2beba9d (このIDを非表示/違反報告)
蝉ろ(プロフ) - ひか(゚ω゚)さん» コメントありがとうございます!読みにくかったですか、すみません!楽しみだなんて…恐縮です!名前を間違えた事は気にしないでください(*´ω`*)更新頑張ります(≧▽≦) (2019年7月28日 8時) (レス) id: d8c39059bc (このIDを非表示/違反報告)
ひか(゚ω゚)(プロフ) - ( ゚∀ ゚)ハッ!何度もすみません!蝋ろさんじゃなくて 蝉ろさんでした!!お名前間違えてしまってほんと申し訳ないです。 ゚( `>ω< ) (2019年7月28日 6時) (レス) id: 3899850634 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蝉ろ&3397 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/annsatupuri/  
作成日時:2019年7月27日 23時

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