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息抜き 和也 ページ13
智は、綺麗に涙を流して
ぎこちなく微笑んだ
いてもだってもいられず
俺は、智を抱きしめた
そうすると、今まで聞こえなかった
智の心が聞こえてきた
智｛戻りたくない
あの部屋に戻りたくない
用無しだと思われたくない
泣いちゃったな
迷惑かけてるかな｝
ずっと、智の笑顔が見たいと思ってた
でも、智の涙を見た時
ほっとした
辛かったという言葉が聞けて
ほっとした
智がされてきたことは
辛いものであることに
気がついて欲しくなかった
のと同時に
これからも辛いが待ってる
かもしれない
その時気がついて上げられるのは
心が読める僕しかいない
辛いを伝えることが出来たことが
嬉しかった
[もう、用無しになる
わけないじゃないですか
私たちから智を奪うこのなんて
誰にもできません
私たち最強ですから]
潤[そうだな
かずのいうとおり
全力で守る]
翔[それに、智くんはもう
抵抗できるほどの力を
持っているはずだよ]
雅[もっと！楽しいことしよ
いっぱい！ね？]
智[うんｯ]
ほらね、誰も貴方を離しません
松[良かったな、いい仲間に出会えて]
雅[よし！智！あっちの
大きな水槽いこ！]
雅紀はそう言って
智の腕を引っ張って言った
相変わず切り替えが早いんだからw
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作者名：O.Shi | 作成日時：2023年1月24日 21時
