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90. ページ15

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お互いの好きの気持ちが唇から伝わる。



どれだけ伝えても、唇だけじゃまだまだ足りなくて
身体の奥から溢れ出す熱がもっと、もっと忠義を求めてる。



息継ぎした隙にねじ込まれた舌が口内で暴れまわるのに、必死でついていく。



「んっ……」



わずかにもれた忠義の吐息に思わず目を開けると
至近距離に色っぽい顔が見えた。
思わずキスを忘れて見入ってしまう、綺麗な顔。



「……そんな顔で見んといて」



ほんの数秒見とれてると、今度は耳元にキスが落ちてきた。
かと思えば力強い腕でお姫様抱っこされて、思わず落ちないように忠義の首に手を回す。



「Aちゃんも、物足りない顔しとるで?
大丈夫、心配せんでもまだまだこれからやから」

「何が大丈夫なの……」

「オレに触りたい、って言うたの誰やっけ?」



そう笑いながら寝室のベッドに降ろされて
また甘い唇が降ってくる。



唇が首筋から鎖骨を這う間に、服の中に滑り込んだ指先が脇腹からおへそをなぞって胸へ。



甘い刺激に酔いしれているうちに、いつの間にか唇も指先の後をなぞって、胸元に小さな痛みが走る。



「あっ……んんっ……」

「もっと聞かせて?
その声も……全部、オレのもの」



忠義の言葉とキスを合図にして。



身体中のあちこちに、忠義の印が刻まれていく。
その度に声にならない声がもれて、敏感になった身体が震える。



いつの間にか裸になった忠義の背中に爪を立てて
2人の間のわずかな隙間さえ埋めるように求め合う。



「優しくなんか出来ひん」



そんな言葉が聞こえたけれど
優しくなんかしなくていい。



何度も、何度でも好きだと言って



狂おしいほどにお互いの名前を呼んで



飽きるほど快楽の波にさらわれて



深いところまで、忠義でいっぱいになって



夜が明けるまで
つないだ手を離さないで_____

91.忠義side→←89.



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設定タグ:大倉忠義 , 横山裕 , 関ジャニ∞   
作品ジャンル:恋愛
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あきら(プロフ) - ayaさん» お返事が遅くなってごめんなさい!年下の一途な彼に想われたいという私の願望だけで書いたお話なんですが(笑)こんなにも一途に想われたら幸せでしょうね(*^^*) (2015年10月26日 14時) (レス) id: e9c7617437 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 途中から泣きながらとまりませんでした!一途でかわいい大倉がたまりません!!そしてやっかし優しすぎる章ちゃんも愛しいですね(*´∇`*)素敵なお話ありがとうございました! (2015年9月12日 5時) (レス) id: 4fd83c2812 (このIDを非表示/違反報告)
あきら(プロフ) - ともタン☆さん» ありがとうございます!つたない文章でお恥ずかしいです(^^;; 他にも色々と書いてますので良かったらまた感想聞かせてくださいね♪ (2015年3月26日 15時) (レス) id: aba811c463 (このIDを非表示/違反報告)
ともタン☆(プロフ) - とても面白く切なく泣きました笑 文才ないなんて、とんでもないです! あきらさんの作品大好きです! 時間がある時にまた、別の作品読ませて頂きます(*^^*) (2015年3月25日 0時) (レス) id: 62c26614db (このIDを非表示/違反報告)
あきら(プロフ) - パープル☆プー坊さん» コメントありがとうございます(*^^*) こんなに愛されてみたいものですよね(≧∇≦)他にも色々書いてるので良かったら遊びに来てくださいね♪ (2015年3月2日 21時) (レス) id: aba811c463 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あきら | 作成日時:2014年9月28日 11時

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