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1週間ぶりに触れる唇。
そこから好きは伝わってる？
「何、今の……」
そっと唇を離すと、口元を手で押さえて目を丸くする忠義の顔。
「私……傷つくのが嫌で、自分の気持ちを隠して都合のいい時だけ忠義の優しさに甘えようとしてたの」
「…………」
「でもきみくんにキスされた時、忠義が離れていくのが分かって……そうなってやっと好きだって分かったけど今更そんな都合のいいこと言えなくて」
「……もうええよ、それ以上言わんでええから」
「だから……離れようって決めたの。
でも無理だった。私、忠義がいないとっ……」
「分かったから。泣かんといて」
いつの間にか流れ出した涙を、忠義が指で拭ってくれる。
「オレがいないと……あかんの？」
あの時はごめんって言ったけど、今は。
答えるより先に体が動いてもう一回、唇に触れる。
自分でも、自分のしてる大胆な事に1番驚いているけれど1度堰を切った感情は、留まることを知らない。
忠義の首にそっと手を回して、長く、長く。
それに応えてくれるように私の背中に回る腕。
でも一瞬だけ強く抱きしめてれたかと思うと、ゆっくり離される体。
「……待って」
「忠義？」
「何なんもう……！ホンマにあかんって。
Aちゃんからキスするとかオレの心臓もたへんって！」
予想外。
普段、あれだけ積極的なくせに
真っ赤になってる忠義が可愛く見えて仕方がない。
「男は好きな女にワガママ言われて甘えられて頼られるのが嬉しいもんだって、きみくんが言ってたから」
「よかーまくん？」
「うん。好きやったらワガママ言ってこいって」
「……ワガママ、言うて？」
「会いたかったの」
「……ん、他には？」
「触れたかったの」
「……それ、ヤバイって。そんなん聞いたら我慢できひん」
「……知ってる」
「じゃあ……手加減せんよ？」
カシャン、とメガネが床に落ちる音がしたのと同時に忠義の唇が私を求め始める。
おでこ、まぶた、鼻のあたま
左耳、首筋、顎のラインをなぞって、右耳へ。
「これ……開けたん？」
忠義の指先が私の右耳のピアスに触れた。
「ペアを分けて持つって右耳は守られる人、左耳は守る人って意味なんやって。だから……持ってて欲しかって」
「うん……」
「……絶対離さへん。Aはオレのもの」
目があって
どちらかともなく触れた唇から
身体中が好きで満たされていく。
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あきら(プロフ) - ayaさん» お返事が遅くなってごめんなさい！年下の一途な彼に想われたいという私の願望だけで書いたお話なんですが（笑）こんなにも一途に想われたら幸せでしょうね(*^^*) (2015年10月26日 14時) (
レス) id: e9c7617437 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 途中から泣きながらとまりませんでした！一途でかわいい大倉がたまりません！！そしてやっかし優しすぎる章ちゃんも愛しいですね(*´∇｀*)素敵なお話ありがとうございました！ (2015年9月12日 5時) (レス) id: 4fd83c2812 (このIDを非表示/違反報告)
あきら(プロフ) - ともタン☆さん» ありがとうございます！つたない文章でお恥ずかしいです(^^;; 他にも色々と書いてますので良かったらまた感想聞かせてくださいね♪ (2015年3月26日 15時) (レス) id: aba811c463 (このIDを非表示/違反報告)
ともタン☆(プロフ) - とても面白く切なく泣きました笑 文才ないなんて、とんでもないです！ あきらさんの作品大好きです！ 時間がある時にまた、別の作品読ませて頂きます(*^^*) (2015年3月25日 0時) (レス) id: 62c26614db (このIDを非表示/違反報告)
あきら(プロフ) - パープル☆プー坊さん» コメントありがとうございます(*^^*) こんなに愛されてみたいものですよね（≧∇≦）他にも色々書いてるので良かったら遊びに来てくださいね♪ (2015年3月2日 21時) (レス) id: aba811c463 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あきら
| 作成日時：2014年9月28日 11時
