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書類を全て終える頃には、もう誰も残っておらず
空は真っ暗だった。

戸締りをしっかりしてから、私は帰路に着く。

空には珍しい青い満月が一つ爛々と輝いていた。


私には、癒しが2つある。


私は家に着くと急いで部屋へ向かい配信の準備をした。

9時きっかり。

画面にはコメントがツラツラと流れていく。


『やっほ〜皆んな。今日は遅れてごめんね。』


>"今日は"じゃなくて"今日も"だろ

>まぁ、社畜だししゃーないしゃーない

>遅れた理由が残業っていう社畜の鏡

>可哀想


一つ目の癒しは配信。

ここではの愚痴を云っている為、私のストレス解消の
場所になっている。


『そうやねん。また書類押し付けられてさ〜。
 しかも理由がカフェに行くからだってよ!
 な〜にが"暇でしょ?"だよ!
 昨日、お前に押し付けられた書類のせいで
 暇じゃねーよ!3徹してんだよ!こっちは!!』


>草

>お疲れ…。

>いや、寝ろよ


『拒否したらしたで、周りの王子様(笑)達がうるさい
 しさ〜。』


>うわ〜

>仕事辞めれば?


『仕事辞めれば、か〜。色々あってやめられないん
 よね〜。それが。』


>ほら、これでなんか食えよな
  5000


『お!スパチャあんがと!最近カロリーメ○トしか
 食べてなかったからありがてぇ。』


>嘘だろ??

>栄養失調になるぞお前











『あ"、もうこんな時間か。明日も早いし。
 じゃあ今日はこんなところで終わろか。』


>時間が経つのは早いな

>乙

>ちゃんと寝ろよ

>なんか食えよ


『それじゃあ、バ〜イバイ。』


カチリと配信終了して、マイクを切る。

椅子の背もたれにギィッと背中を預けて一つ「ふう」と
ため息とも疲れて出たものとも
つかないような息を吐く。

数分間そうしていると後ろからギュゥッと
抱きしめられた。

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琥珀 - 初コメ失礼します…好きなアニメとYoutuberさんが出てきて嬉しいです!更新無理のない程度に頑張ってください…応援してます📣 (12月30日 22時) (レス) @page7 id: 02b8c6d60a (このIDを非表示/違反報告)
NUTS Y(プロフ) - 好きなアニメ×好きなユーチューバーさんたちは最高ですありがとうございます続き楽しみに待ってます‼︎ (7月30日 14時) (レス) @page5 id: f725ce1dcf (このIDを非表示/違反報告)
- 推し×推しという最高の小説を作っていただきありがとうございます!応援してます。 (7月10日 18時) (レス) @page2 id: c79aedafe2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:未月 | 作成日時:2023年7月8日 22時

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