【実況者】どうして貴方達は私を見つけてくれるの？ (ページ5)

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ゾムくんに連れてこられた場所は
今は使われていない空き教室。
そして中には一人の生徒が。

その生徒は私達を見ると私達…というより
私のところへ向かって来た。
そして

？「お､おはよう！Aちゃん！！！」

雑面の下の頬を桃色に染めながらそう言った。
彼の名前はロボロくん。(あだ名だけど)

黒っぽい茶髪に［天］の雑面をしている
私より10㎝くらい大きい小柄な男の子。
雑面の下には桃色の眼に幼げな整った顔がある。
彼も不良グループの一員だ。

『今は昼だけど…。』

私がそう言うとロボロくんはアセアセして

rbr「せ､せやったな！えっと､こんにちわ！！
　 Aちゃん！！！！」

と挙動不審で言った。
…なんか和む。
その後はゾムくんの早く飯食べようコールで
ロボロくんとゾムくんに挟まれながらお弁当を食べた。

食べている途中ロボロくんがチラチラこちらを
見てきたのでとりあえず唐揚げをあげたり､
ゾムくんが大量のパンを持ってきたので
三人で大量のパンを食べ切ったりした。
美味しかった。

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そして今は授業中。
お昼にお腹いっぱいになるまで食べたことで
非常に眠い。

私の席は窓側の後ろから3列目。
つまり､太陽の光が当たるのだ。
お腹いっぱいの中､ポカポカの陽気に当てられ
我慢できる人間などいない。

現に寝ている人も沢山いる。
よし。寝よう。
こういう時､私の影の薄さは良い。
先生にも生徒にも誰にもバレないのだから。

私は自分の腕を枕にして､顔を伏せる。
そして闇の中に意識が持って行かれた。