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gr「…俺の仲間に危害を加えないと約束しろ。話はそれからだ」
『……分かった。ひとらん達にも、お前らにも、俺から手を出すことはしない』
gr「絶対だぞ」
元からそんな気はないが
今はそういうことにしておこう
tn「俺はグルッペンよりかはお前の近くにいた。だから今までお前があいつらに手を出したことがないのは知ってる」
『トントン…』
tn「勘違いすんなよ、これからもお前のことは監視するからな」
『…構わないよ、好きにしていい』
口約束なんて簡単だからな
俺が約束を破ることも想定してるんだ
やっぱり信頼してくれそうにないな
まぁ、今はいいか
とりあえずひとらん達が先だ
gr「こんな話、出来ればしたくないんだがな…仕方ない。
俺らは元々研究所にいた。生まれも多分そこだろう。
いつも飯を持ってくる下っ端、毎朝体調確認をしに来る保険員、研究をしに俺らを檻から連れ出す研究員。
少なくとも20人はいたと思う。
研究所で過ごしている中で、俺達を作り出した開発者と出会った。確かに本人からそう聞いたから間違いない。
そいつは俺達が実験に使われるのを嫌っていた。発明品を他人に弄られるのが嫌だったのだろうな、俺達をダンボールに詰め込んで、あの公園に置いていった。
ダンボールへ詰められるとき、俺達はみんな催眠ガスで眠らされて、研究所の場所や構造は把握出来なかった。
ただ起きたら公園で、そしてオスマン、ひとらんらん、しんぺい神がいなかった…
恐らくだが、あの3人は今も研究所にいるはずだ。研究員に弄られているか、発明者のペットにでもなっているのだろう。
俺達が研究所を出されてからもう一週間だ。これまでの経験上、死にはしていないと思うが…正直、どうなっているかは分からない。
あの3人だけ、あそこに残されたんだ。俺達だって気が気じゃない。
お前は気づいているか？ゾムの目の下の隈、鬱の目を擦った跡、コネシマの唇を噛んだ跡…
ここにいる間も、あいつらは辛い思いをしているんだ」
グルッペンの言葉に
みんなして俯いた
自分達だけ安全なこの家にいて
本当にいいのだろうか
そういった自己嫌悪に駆られている
のが目に見えて分かった
rb「俺達だけ…やっぱダメだよ」
zm「またあそこへ戻るのか？」
kn「けど場所分からん…」
『みんな落ち着いて』
忘れかけていた仲間の存在に
慌てだすこいつらを引き止めた
感情のまま動くのは良くない
まずはしっかり考える事
それからだ
.
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雪見大福(プロフ) - 泣きながら読みました！これからも無理せず頑張ってください！ (2021年3月19日 23時) (
レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
絵描きさん(プロフ) - トマトジュースさん» ありがとうございます！！やっとですね…(号泣)頑張って更新させていただきます！ (2019年10月2日 11時) (レス) id: 215c832e11 (このIDを非表示/違反報告)
トマトジュース - 救出おめでとう(号泣)トン氏がついに心を開くのか……？あとなシッマ…察しちゃダメだ……。察した私も悪いが。えー、これからもですね、はい、更新頑張ってください。無理せず更新おねがいします。 (2019年10月2日 6時) (レス) id: b4078055ec (このIDを非表示/違反報告)
絵描きさん(プロフ) - りつさん» ありがとうございます！！ (2019年8月7日 12時) (レス) id: e46d68e377 (このIDを非表示/違反報告)
りつ - めっちゃすきです！！続き楽しみにしてます！！！ (2019年8月6日 19時) (レス) id: a91baceb22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絵描きさん
| 作成日時：2019年4月7日 11時
