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3 謁見クイーン! ページ4

後ろから聞こえてくる音に気づき、振り返るとそこには小柄な赤髪の男子生徒が立っていた。頭の上に他の生徒にはついていないクラウンを乗せている。もしや、と思っていたら赤髪の生徒が先に話しかけてきた。

「すまないね、会議が少し長引いて遅れてしまった。」

対面するように座りこちらを見上げる彼は、おそらく寮長なのだろう。想像していた見た目や雰囲気と随分かけ離れていた事に拍子抜けしたが、こちらもきちんと挨拶をしなければと気を引き締める。

「大丈夫だよ、そんな待ってない。それに彼に学園について話をしてもらっていたからね」

そうなのかい?無駄な時間を過ごしていないのなら良かった。と言い、もう一度こちらを見上げハキハキとした口調でその名前を告げた。

「初めましてだね、カエデ。僕はリドル・ローズハート。ハーツラビュル寮の寮長を務めている。ここではハートの女王の法律を覚え、それに従ってもらうよ。もし、規律を破ったら…お分かりだね?」

見た目だけで侮ってはいけないな、と改めて思わされる。流石寮長を務めるだけあって厳かな雰囲気を醸し出している。

「初めまして寮長、私はカエデ。はは、さっき彼に寮の決まりについて大体は教えてもらったよ。ルールを遵守出来るように努めさせてもらうよ、よろしく」

こちらこそ、と言い軽く握手を交わす。穏便に挨拶を終わらす事が出来たので少し気が楽になった。ふと思い出したように君も自己紹介をしたらどうだい?と眼鏡の生徒にリドルが話しかけた。そう言えばまだだったな、と私の目の前に立った。

「3年のトレイ・クローバーだ、ハーツラビュルの副寮長をやってる。確かクラスが同じになったんだったか?よろしくな、カエデ。」

そうなんだ、よろしく!と言いかけ言葉に詰まる。トレイが発した言葉をもう一度思い出して思わず変な声が出てしまった。

「クローバ…えっ、副寮長だったのか…!?」

戸惑いを隠せない私を見て苦笑いしながら、そんなに意外だったか…?と言っているトレイに、意外では無いけど初めから言ってくれれば良いのに、と告げると悪かったよと笑っていた。悪びれもなく笑う姿を見てトレイは割とこういう所あるんだな…と密かに思った。

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設定タグ:ツイステ , 夢小説 , トレイ・クローバー   
作品ジャンル:恋愛
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き司 - あ''あ''あ''あ''好きです〜!もう本当にしんどい、、、、、好き、、、更新待ってます! (2021年7月1日 22時) (レス) id: fbf19c4046 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:成瀬 | 作成日時:2021年1月6日 0時

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