稲荷崎の理想的マネージャーは最強

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今日もいつも通り
放課後にマネの仕事をしていると


角名「A、なんか呼ばれてるけど」

『え？誰に？』

角名「あの人達」


そう言ってチベスナが指をさしたのは
大量の女子が群がる体育館の入口


『え、あれに私が呼ばれとんの？』

角名「うん、」

『えぇ、行きたないんやけど…』

角名「さっき侑がキレかけてた」

『行ってくるわ』


侑が切れたら私練習止まってしまうやないか…
仕方ないなぁ



『あの、要件はなんでしょうか？』

女子「へぇ、あんたかマネージャー？」

『そうですけど』


見た感じ
多分3年生やな
双子のファンか？
それとも倫か？


女子「ふーん随分と……」


そう言って近ずいてくる女子の群れ
あ、これやばいのでは？？



女子「可愛ええな！？！？」









『は？』







可愛い？？？








『えっと…え？』


全く思考が追いつかない私の肩に
先輩？は手を乗ってけ揺さぶる


女子1「バレー部のマネが可愛いとは聞いとったけど！！」

女子2「想像以上や！！！」

女子3「女子でもファンクラブあるんが分かる気ぃするわ！」

『え、は？』


そう言うと先輩方は私をベタ褒めして
しばらくすると帰って行った




な、なんだったんや……



その場に膝から崩れ落ちてしまった
後ろを振り返ると


私を見て固まっている部員


すると


角名「A大丈夫…？」

銀島「すごい迫力やったな…」


お前ら優しいな…(泣)



チベスナと銀は私を心配してくれて
駆け寄ってきてくれた


その後双子も2人揃ってやってきた


侑「なんやったんや、あのやかましブタ」

治「Aなんもされてへんか？」

『大丈夫や、ありがとうな』



嘘です




腰抜けました




助けてください




『腰抜けた……』ﾎﾞｿ


そう小さな声で言うと


角名「ん、分かった」

『え？ちょ！！』

次の瞬間視界が一気に高くなった
どうやらチベスナにお姫様抱っこをされているようだ


『り！倫！！下ろしてや！！』

角名「歩けないんでしょ？なら大人しくしてて」

侑「角名！！お前何しとんのや！」

治「お前抜けがけすんなや！！」

銀島「角名って人持てたんやな…」

角名「銀、バカにしてる？」



いや、あの

下ろしてくれへん？？

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