マンキー (ページ44)

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みんなは当番が終わり、私もまだシフトまで時間があるとりあえずみんなで回る？という話になった

夏「Aってさっき何処行ってきたの？」

『D組で飴食べて3-Eの擬似ホスト行ってきた』

北「はぁ？！3-E？」

『あ、そうそう北斗の友達の先輩達と少し話したよ』

樹「あのクラス高地とか風磨とか色々いるもんな」

北「だからよく分かんない奴に絡まれるなって言ったのに…」

よく分かんない奴ってめちゃくちゃ友達じゃん

1人でぶつぶつ言い始めた彼をまぁまぁと宥める樹だったけど

ユ「え～私、先輩達に会いたいから夏子一緒に行こ～！」

樹「はぁ？！俺も行くし」

ってな訳で結局ユキちゃんと樹、夏子は3-Eへ

ちなみに大我は七五三掛くんと行動してるらしい

私と北斗は朝からまともなものを食べていなかったからご飯食べに行きたいねという話になった

慎「いらっしゃせ！おー北斗じゃん！」

紫「え？あ、ほくてぃーだ！」

ほくてぃー…？

相変わらず彼の交友関係は謎

北「2人ともガチ感が凄いのよ笑」

肩まで捲られたクラスTシャツにおでこに巻かれたタオルはまさにラーメン屋という感じ

北「塩ラーメン一つと…」

『えっと、じゃあこのオススメってやつで』

慎「はい！塩一丁！カツ一丁！」

紫「へい！かしこまり～！」

何も確認せずに頼んだ私も私だけど、カツラーメンもミニトマト飴に対抗する風変わりメニューだな

北「『いただきます』」

2人でラーメンを食べていたら同時に鳴る通知音

グループチャットには、先輩達との写真が送られてきて

"楽しそうだね～"なんて話していたら

それと同時に私の元にユキちゃんから個人チャット

ユキねぇねぇ!
こーち、夏子のこと好きっぽい!
え、高地先輩が?
ユキ可愛いから後で連絡先教えてって私に言われた笑

北「どうした？」

『なんか高地先輩が夏子のこと好きかもみたいな？』

北「あーあいつ好きそうだなぁ」

『高地先輩のタイプまでわかるの？』

北「俺高地何年目だと思ってんの？」

『あ、幼馴染なんだっけ？』

北「そう、まぁ友達」

彼の口から"友達"と言ってもらえるなんてレアケース過ぎる