絵心の妹愛されてます (ページ24)

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第23話ページ24

蜂楽side

(ねれないなぁ)

布団に入ってからもう1時間は経ったというのに、俺はまだ眠れていない。理由は明確だ。

(Aちゃん...)

最近、Aちゃんが他の誰かと一緒にいることが多くなって、俺はなかなか話せていないのだ。
仲良くなるのはいいことだけど、俺からしたらちょっと悲しい、というか、寂しい。

なんでこんなに寂しいのかは俺にもよくわからない。こんなの初めてだから。

(....よっし、)

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Aside

(なんか...あったかい、気がする)

ゴソゴソと布団に潜って布団を抱きしめる。....感触が違う。これは、布団じゃない。

(ﾟωﾟ)ﾊｯ

蜂楽「ｽｰｽｰ(( _ _ ))..zzzZZ」

『へっ？？』

な、なんで蜂楽くんが私の布団の中にいるんですか？！

しばらく私の思考は停止していたが、眠くて適切な判断能力が衰えていたので、

『(あったかいし、いいよね...)』

そう思い、抱きついたまま眠ってしまった。

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蜂楽side

(あっっ、)

Aちゃんが抱きついてきた。どうしよう。すっごいドキドキしてる...

思わず寝たふりをしてしまったけど、気づかれてはいないのかな...

そう思った矢先、Aちゃんが
びっくりしたような小さい声をあげた。

薄目で様子を伺ってると、Aちゃんはしばらくフリーズした後、
また目を瞑り、俺に抱きついたまま眠りについた。

可愛い。俺の頭にはそれしか浮かばなかった。
いけないことだとはわかってる。でも、心地が良くて、俺もAちゃんの頭を撫でた後、ゆっくり目を閉じた。