57.なんだ… ページ8
Aside
なんだ…家まで送ってくれたのは夏輝くんだったんだ…。
一応、お礼は言っとこ
……て、なんだって何。
何故か落胆してる私の気持ちにびっくりしながら
【大丈夫だよ、ありがとう】
だけを打って送信した。
二日酔いとまではいかないものの、体がだるい。
良かった、今日は何も予定無くて。
それにしても美穂ちゃん怖かったな
私も女社会をそれなりに色々経験してきたつもりだから、気づいてない訳じゃない
きっと美穂ちゃんは私の事が嫌いだ。
多分これから関わるにつれて昨日のように、何かしら嫌がらせをされるだろう。
めんどくさいから、なるべく穏便に済ませたいんだけどな…
昨日の態度を見た感じ、美穂ちゃんは黎弥の事を気にかけてた
……よりにもよって黎弥か。
なんて、また落胆
なんでこんなに落ち込んでしまうのかは、自分でもよく分かっていない。
このツアーが終わるまでは、なるべく黎弥との距離を取っておいた方がいいかもしれない。
そうやって自己完結させた。
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出演者全体での打ち合わせ当日
ダンサーや、ファンタのメンバーと会うのは飲み会の日から4日ぶり
今日は、セトリ決めやその他諸々の話し合い
広いスタジオの真ん中にホワイトボードを置き、それを囲って皆床に座った
隣を見れば、私が勝手に距離を置こうと誓ったはずの黎弥
なんで、隣に座ってんの…
そーっと美穂ちゃんの方を見れば、やっぱりこっちを気にしてる様子
夏「この曲がこの辺の方がいいと思うんだよね」
澤「あー確かに。」
世「この時、はけれる？」
ホワイトボードの前に立って真剣に話してるメンバーさんたちをよそに、私は少しづつ…少しづーつ黎弥から遠ざかってる
多分誰も気づいていない。
？「なにしてんの？」
「わ！」
静かだったはずのスタジオが、私の叫び声で響いた
おかげで、注目の的
「…すいません、」
一礼して謝り、隣を見れば
急に耳元で囁いてきた犯人
目をまん丸にして悪戯そうな…
というかビックリして笑ってる颯太くん
颯「そんんんなびっくりする？」
まだ笑ってるしこの人ほんとなんなの…
「…なに？」
颯「Aさんってそんな声も出るんですね！意外！てか、さっきからズリズリちょっとずつ場所移動してたから、どうしたんかなーと思て！」
バレてるし…
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まこ(プロフ) - あたさん» ほぼ半年間放置していてすみませんでした(T_T)頑張って更新していこうと思います！！ (2月18日 19時) (
レス) id: b045a16707 (このIDを非表示/違反報告)
あた(プロフ) - 更新ありがとうございます＼(^o^)／最高な小説で楽しみです♪ (2月18日 9時) (レス) @page8 id: d79f1a599c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まここここ | 作成日時：2023年9月26日 0時
