ネコみたいな〜瀬口黎弥〜 (ページ14)

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14.同い年ページ14

Aside

慧「黎弥くんと同い年？」

黎「何年生まれっすか？」

「1995年の10月生まれです」

世「あ、で、黎弥が早生まれだから、、ほんとだ学年一緒じゃん」

そう…なんだ…

黎「…なんでそんなびっくりした顔してんの笑」

「いや…てっきり年下かと……すみません」

黎「ひどいなー笑てか同い年なら敬語要らなくね？タメで話そうよA」

A！？タメで話そうよA！？す、すごいな…対応能力
見習いたい。

ていうか、この人の笑顔ってこんなに素敵なんだ……

って何ときめいてんの私…やばいでしょ、、

颯「Aさん今日で最後かー、、」

そう、スケジュール的にはこの2日間のみの振り落としだったのだ。

「昨日、一応全部通して皆さん出来てましたし、後は今日たくさん同じことを練習するだけなので大丈夫だと思います。」

颯「そうじゃなくて〜もう会われへんやん！」

「…え、えーと…」

黎「顔赤くね笑」

わかってるよ、今自分の顔が赤いことくらい。

中島さんに何気無いことを言われただけでこんなに熱くなっちゃうなんて、しぬほど恥ずかしい

澤「…早く練習始めません？」

少し圧がかかった言い方だった。
なになに、夏輝くん怖いんですけど……

大「そうだそうだ、始めよ〜！もう颯太、Aちゃんの事落とすんじゃねえよ！まったくよ〜」

なんて言ってストレッチを始めた大樹さん

A ” ちゃん ” ……

瀬口さんも大樹さんもすごいなほんと、

だけど、少し仲良くなったみたいで嬉しかった。

今日までなんだけどね。

ストレッチを終え、今日しかないからと皆踊りに集中した。

瀬口さんも昨日の事が信じられないくらい振りも構成も完璧だった。

途中でお昼を取る事になり、一旦休憩になった。

すでに朝コンビニで買ってきてる人も居たり、体絞ってるからと食べない人も居たりで、各自バラバラの休憩だった。

コンビニ行こうかな…確か事務所の下にあったよね？

と練習用のシューズを脱いでいると

誰かの足音が近づいてくる音がした。

黎「…連絡先交換しない？」

正直びっくりした。

「もう会う予定はないのに…ですか？」

自分でも、ぶっ冷めたこと言ってるのはわかってる。

黎「いや冷た笑」

なのに、笑って返答してくれる瀬口さんを心から優しい人だと思った。