【文スト】出会って5秒で勘違い！？

4話（あ゛あん？の人視点） ページ6

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「うるっせェよ、取り敢えず黙っとけ鳥頭が」




その見下すような目つきをする姉ちゃん。



この時、俺は確信した。



“ 此奴、只者じゃねぇ”と。




「もしかして、お前もコッチの奴か……？」

「あ、そうです(学校の方に指さしてる……学生って言いたいのかな？)」

「そうか…………イモを引いたことはあるか？｣

「小学生以来(芋掘りしたことは)ないですね……」

「しょっ！？」




おいおいおい。ちょっと待って。



小学生だと？その時にはもう組織に入ってたのか？



いやいやいやいや。勘違いかもしれねぇ。



早まるんじゃないぞ、俺！！




「おい、初めて命(タマ)をとったのはいつだ」

「え、玉(タマ)ですか？」

「ああ」

「3歳の時から(運動会の玉入れで)たくさん取ってますね」

「……………」




さ、3歳からだと！？！？



只者じゃないと思ってはいたが、ここ迄とは……。



そんな奴聞いた事がねぇ。



姿を誰にも見られないほどの、やり手なのか。



いや、もしかしたら頭は良くないのかもしれねぇ。




「絵をかいたことは？」

「絵ですか？数え切れないほど描いてきましたよ」

「………………そうか」




やっべええぇぇぇぇぇええええ。



何なんだ此奴。怖ェよ。



純粋そうな見た目しやがって。



この先は聞いちゃいけねぇ気がする。




「(射的の)的当ても大好きで、よくやってましたね」





ま、ま、ま、的当て？



え？殺し的な意味で？策略的な意味で？



え、ヤバ。こっわ。




「こんな見た目ですけど、(カラオケで)歌ったことないんですよー」




どうやら俺はとんでもない人にぶつかったらしい。




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ヤクザさんの隠語で


イモを引く･･･恐れて物事から手を引くこと

タマ･･･相手の命のこと

絵･･･策略や作戦や計画のこと

歌う･･･自白すること


らしいです。



もしかしたら、違ってるかもしれません。

未熟ですみません。

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