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Aside
朝目を覚ますと、隣には誰もいなかった
え、明くん…？
あるはずの温もりがそこになく、不安を感じながら起き上がるとすぐそこのキッチンに大好きな彼の姿があった
「あ、起きた？おはよ」
《おはよう》
明くんは朝ごはんの支度をしていてくれたようだ
良かった…また大切な人が消えたのかと…
「食べよで！」
《うん！》
私は顔を洗ってから明くんが作ってくれた朝食を食べた
食べ終わった後一息つくと
《私、仕事があるからそろそろ帰るね》
「分かった、ありがとな！」
《お礼を言うのはこっちだよ、ありがとう》
昨日明くんが洗濯してくれた私の服に着替えた
そして明くんから借りた服も綺麗に畳んでから、洗って返すことを伝えた
「じゃあ、またね！！」
笑顔で手を振る彼に私も笑顔で頷いた
.
家に帰ると、まず彼から借りた服を洗濯機にかけ着替えを済ませた
まだ、出勤するまで時間があるなー…
そして、ソファーに座りスマホを取り出した
ふと、Twitterを開くと検索履歴の1番上に目がいった
"となりの坂田。@浦島坂田船"
私はそれを無意識にタップした
そこには、彼の自撮りや色々な思いがツイートされていたり、それに対して多くのファンがリプをしていた
昨日、浦田さんが言ってたリスナーかな？
あぁ…やっぱり彼は、誰にでも愛されてるんだ
そして、次に検索履歴にある
"浦島坂田船公式"
をタップした
そこにはライブでの集合写真だったり彼らの写真、そして動画も投稿されていた
私はその動画をタップした
流れ出したその動画は彼らのイラストが映し出されていく
スマホの画面に1粒の涙が零れた
私はスマホの音量を最大にした
画面には右から左へ様々なコメントが映し出されいる
_かっこいい！！
_イケボぉおおお！
_あぁ…坂田さん好きです(泣)
私はソファーの上でうずくまり爆音で流れているであろうスマホをこれでもかと強く握る
涙が溢れて止まらなかった
スマホの音量が最大になっているのにも関わらず、私は壊れたかのように音量の＋ボタンを押し続けた
どうして
私には…聞こえないの…っ…
私は彼への思いに気づくのが遅すぎた
明くんが音楽をやっていると知ってたならこの思いに封ができたのに
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ちょこ - とてもよかったです！その後話が欲しい！ (2021年5月19日 19時) (
レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
面影草(プロフ) - とても素敵なお話でした。本当はもっと伝えたいのですが、うまく文字にできません。素敵なお話をありがとうございます。 (2020年4月21日 22時) (レス) id: ad0305c35a (このIDを非表示/違反報告)
まろな(プロフ) - ちくあ☆さん» 私はペラペラな紙ですよwでもそう言ってくださってすごく嬉しいです！ありがとうございます！！ (2020年1月28日 21時) (レス) id: 1ea336bdd4 (このIDを非表示/違反報告)
ちくあ☆ - 勝手に涙出てきてビビりましたよww お話作る神ですか！？ (2020年1月25日 2時) (レス) id: 5384f5bd55 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆな - まろなさん» まろちゃーお疲れ様！お話しましょこれる? (2020年1月7日 18時) (レス) id: e64db9e5a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まろな | 作成日時：2019年11月10日 20時
