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ごじゅはち ページ10

「……異能力発動 “ 忘られぬ死 ”」





ボスと海馬の目が見開いたのが少し見え、次の瞬間拳銃を持っていたボスの右腕に氷柱が刺さっていた




「っがあっ!!!!」

「!ボス…!!!」




その衝撃で弾き飛ばされた海馬がボスに駆け寄る前に、二人の間に氷の壁を作った


騒音に気付いた部下達の声と足音がドンドン近づいてくる




「僕は唯の殺し屋だ。無意味な詮索は止してくれ。其れに海馬は殺さないだろう?あれ程優秀な手駒をボスが殺す理由が無い。」


「…!脅しと分かっていて海馬を助けたのか」

「いいや、ボスと2人っきりでお話がしたくてね」

「俺が簡単に口を割るとでも?」

「ううん。そんな事思ってないよ、唯…」





グッと顔を近づけ




「割ら仕方なら知ってるよ」





ニコッと人のいい笑みを浮かべると、其れに反ってボスの顔色は悪くなった









ー…ガシャアンッ!!!!





「ボス……!!!ボス!……はぁっ、はっ…」




漸く氷の壁を叩き割った海馬が目の当たりにしたのは、ボスの右腕と拳銃、血溜まり






「…………レレイ………」




海馬のか細く呟いた声は、本来有ったはずの組織の壁が抉り取られた風穴に、消えていった。







.









「…で、このままでは情報を聞き出せない上に、潜入続行不可と見てボスだけを連れてきた、と」

「は、はい…他の者がその、裏ボス的な奴を知らなかった場合を考慮しまして…」

「…然し君の言う話が全て有っているとすれば、そのトップ3に入る海馬とやらを連れてくる方が良かったんじゃあないかい?」






触れられたくない部分に触れられ、グッと顔を顰めたと思えば、ヒューヒュヒューと吹けない口笛の真似事をしながらそっぽを向いた





「…はぁ、まあ元々君が完璧に潜入出来るとは思っていなかったからね。」

「た、試したんですか?!僕を!!」

「いやね、君は拷問と人殺しに関してはプロだけど」

「いやん、プロだなんて照れちゃう、きゃっ」

「その他の仕事は素人よりも下手だからね」

「泣いちゃうぞ」







森は玲のスキルアップの為に、今までしなかった潜入の仕事をさせたのだ。

もしも失敗したとしても、玲なら組織の上の誰かを連れ去り拷問するだろうと踏んでいた。


詰まり玲の思考回路はお見通しだったと云う訳だ。





「…!私を弄んだのね…!森さんのばかんっ」

「頑張ってらっしゃい」



涙を流す演技をしながら、拷問部屋へと向かう玲なのであった

ごしゅきゅ→←ごじゅなな



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(プロフ) - 角部屋に潜む毛玉さん» 実はその他にも沢山誤字してるんですよ(小声)(ここだけの話)(モチベある時直します)(頑張ります) (2020年5月22日 13時) (レス) id: f09c3aa21c (このIDを非表示/違反報告)
角部屋に潜む毛玉(プロフ) - ろくじゅうろくの、顔が「買お」になっていましたよ‥‥(小声)応援しているので、更新頑張ってください! (2020年5月22日 13時) (レス) id: 07d92cd107 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 桐島さん» コメ有難う御座います!話を纏めるのに時間かかってて停滞気味ですが、これから少しずつ更新して行きます!応援のお言葉が凄く力になります! (2018年12月1日 18時) (レス) id: 5e1c605be1 (このIDを非表示/違反報告)
桐島(プロフ) - 続編!おめでとうございます!この作品大好きなので、更新楽しみにしてます!がんばってください、応援してます! (2018年12月1日 14時) (レス) id: 5b63c81a9f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年12月1日 12時

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