ごじゅうよーん ページ6
「ほ?潜入捜査ですと?」
「そう。ある組織への潜入捜査を君にお願いしたい。」
「期間は?」
「約1ヶ月ほどだ。何、本当は真正面から潰してもいいんだがね、その組織を操ってる人物が中々尻尾を出さないのだよ」
森の話を聞きながら朝食であるサンドイッチを地べたに座りながらむしゃむしゃと頬張る玲
裏組織を牛耳るポートマフィアの長を前にして、この様な事が出来るのは玲を覗いて他に居ないだろう。先ず誰もしない。
「んー命令とあればやるけど、僕潜入捜査とかやった事ないから1ヶ月でその裏ボスを割り出せますかねえ〜」
「確実な証拠じゃなくてもいい。少しの手掛かりさえ掴めたら…」
「太宰さんが割り出してくれる?」
「ご名答」
ごくごくと牛乳を飲み干し、スクリと立った玲は森に向かってポーズを決めた
「それじゃあサクッとナリキリしてきまーす!」
「ああ、頼んだよ」
スッタカターと部屋を出ていった玲
何処に潜入するか聞きに戻ってくるのに時間はかからなかった。
「君が潜入捜査?」
「でも僕顔バレとかしちゃってる気がするんだけど、潜入捜査の為に顔作り替えとか嫌なんだけど」
「ははっ、流石にそこまではしないだろう。…まぁ森さんの手筈に間違いはないよ」
「だよねー、って事でおいら1ヶ月ドロンするで御座る!にんにん!」
「ああ、気を付けて行ってきたまえ」
バタリと閉まり静かになった部屋
ーー 君と関わった人達は皆死んでいるだろう。
「…君の顔を知っている部外者などこの世に存在していないさ」
太宰の小さく寂しい声だけが響いた。
「えーっと、先ず僕はソロの殺し屋で組織の噂を聞いて興味本位で近付いた…ふむふむ。異能は極力使わずにっかあ。よし!張り切りまんぼー!!!ってあ、ごめんなさい!」
シュミレーションをしながら歩いていた玲の肩に人がぶつかった
ボケーッとしながら歩いているからそうなるのだ。
「……いえ、こちらこそすみません」
「(…何か太宰さんと雰囲気似てるなあ)」
黒髪に白いファー帽子、今日日見かけない服
「紫の目って珍しいなあ」
一言呟き捜査する組織へと足を進めた。
「やあ、レレイ君。初めまして、この組織の長を務めてる者だ。」
「…………(レレイって名前なんだ僕!?!!!)」
外人みたい!強そう!と内心燥ぐ玲だった。
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玲(プロフ) - 角部屋に潜む毛玉さん» 実はその他にも沢山誤字してるんですよ(小声)(ここだけの話)(モチベある時直します)(頑張ります) (2020年5月22日 13時) (レス) id: f09c3aa21c (このIDを非表示/違反報告)
角部屋に潜む毛玉(プロフ) - ろくじゅうろくの、顔が「買お」になっていましたよ‥‥(小声)応援しているので、更新頑張ってください! (2020年5月22日 13時) (レス) id: 07d92cd107 (このIDを非表示/違反報告)
玲(プロフ) - 桐島さん» コメ有難う御座います!話を纏めるのに時間かかってて停滞気味ですが、これから少しずつ更新して行きます!応援のお言葉が凄く力になります! (2018年12月1日 18時) (レス) id: 5e1c605be1 (このIDを非表示/違反報告)
桐島(プロフ) - 続編!おめでとうございます!この作品大好きなので、更新楽しみにしてます!がんばってください、応援してます! (2018年12月1日 14時) (レス) id: 5b63c81a9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:玲 | 作成日時:2018年12月1日 12時