くらべられっ子【東リべ】 (ページ4)

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くらべられっ子ページ4

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『俺はいいから早くこいつやってよ……』

そう言うとびっくりした顔をする2人。

なんで？という視線を送ってくる。

『だって………こいつ……俺の事汚したんだよ！？早く……お願いだから……』

言いながら泣いてしまった俺。

ほんとに呆れる。

マ「待ってて。」

すごい形相で不良を見るマイキー。

「お、おい。待てよ。こいつがどうなってもいいのか！？てか、お前マイキーの弟なんだろ！？なんで反抗しないんだよ！マイキーの弟ならマイキーみたいに強いんだろ！？なぁ！？」

その言葉に反応した。

マイキーの弟なんだから

マイキーと兄弟なんだから

だから

マイキーみたいに強いんでしょ？

そんなわけない。

俺はマイキーより、体も心も何もかもが弱い。

人並みってわけでもない。

なんなら人より弱いだろう。

『ほっといてよ…………！』

ド「夏都………」

その瞬間、不良は宙を舞っていた。

『え……？』

マ「ごめんな……夏都…。俺のせいで。」

マイキーが悪いわけじゃない。

ていうか誰も悪くない。

それはわかっている。

でもやっぱり俺は………

『別に…………マイキーのせいじゃない………ありがと。ドラケンも。』

マ「………夏都」

ド「ほっといてやれよ」

俺を追いかけようとするマイキーを止めるドラケン。

本当に気が利く。

ドラケンには感謝しかない。

さて、早く帰ろ………。

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