寂しさMAX ページ16
｢フロイド、服買わなきゃね。｣
｢ふくぅ？｣
そうか。人魚の時服きてなかったから、服という概念を知らないのか。
｢今フロイドが着てる布のことだよ。
ブカブカだから丁度の買いに行こうね。｣
｢うん！｣
まずはショッピングモールより先に簡易な服の購入だな。
こんなほぼ裸の姿でショッピングモールなんて行ったら虐待だと勘違いされてしまう。
まずは子育て応援西〇屋だろ。
目的地に着き、駐車場に車を停めた。
この子を外に出すのは些か不安なので車の中で待ってて貰うことにする。
テレビをN〇Kに変えるといないいない の ばあがやっていたので今度はこれに釘付けの様子。
｢フロイド、すぐ帰ってくるから、大人しく待っててね。｣
｢うん！｣
テレビを見ながら返事するフロイド。
これなら急げば大丈夫かと車を出る。もちろんロックは忘れない。
それとなく周りを見渡してオムツと、下着と服を各種1着ずつ購入。
まァ、他はショッピングモールで揃えたらいい。
とりあえず直ぐに車へ戻った方がいいと私の勘が告げる。
２,３人レジに並んでいるのが少し億劫に感じた。
やっとの思いで購入し、車へ戻るために走る。
車が近くになるにつれ、なにやら泣き声が.......
自分の車の目の前につくと、やはり泣いていたフロイド。
車を必死に開けようとするも鍵がかかっているので開けれない。そして泣きわめく。
なんか可哀想に思えてきたので、助手席の窓を叩いて戻ってきたことを知らせる。
少し離れてと窓越しで伝えたら、いやいやと首を横にふった。
もしここで車の鍵を開けてしまったら、ガチャガチャとドアを開けようとしているフロイドが落ちてしまうのではないか。
それはダメだと思い、荷物を地面に置き、ドアを抑えながら鍵を開けた。そしてゆっくりと開ける。
窓越しではなくなった事に気がついたフロイドはギャン泣きして腕を伸ばしてきた。
ごめんよ、1人にさせてしまってと謝る。
抱っこしながら後ろの席に荷物を放り込んだ。
そして私も着替えさせるため車の後ろの席へと抱えながら入る。
｢寂しかった？｣
｢う”ん”｣
ズビズビと泣きながら顔を胸に埋めるフロイド。
サラサラな髪を撫で、背中を一定のリズムでポンポン叩く。
｢とりあえず、服きよっか。｣
｢やっ！｣
.......
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 301人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カキ - 小さいフロイドに癒やされた……名前の変換できたら嬉しいです (2021年4月29日 12時) (
レス) id: 4ea2abc19e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - 初コメ失礼します。フロイドのトイレどんどんめっちゃわらいましたwww。にしても可愛いですね〜 (2021年1月13日 21時) (レス) id: 53cc08d6c4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっこ(プロフ) - Jさん» 初コメありがとうございます！！応援ありがとうございまする、頑張りマッスル (2020年8月9日 15時) (レス) id: c74c94ff2f (このIDを非表示/違反報告)
ゆっこ(プロフ) - とっとさん» 尊い！！！(クソデカボイス) (2020年8月9日 15時) (レス) id: c74c94ff2f (このIDを非表示/違反報告)
ゆっこ(プロフ) - 奏音☆色音さん» いや、ほんと稚魚イド最高ですよね笑 養いたいです笑 (2020年8月9日 15時) (レス) id: c74c94ff2f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆっこ | 作成日時：2020年7月26日 21時
