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本題 ページ4

本題へと突入する。
緊張はしていたが、何故かこの人なら大丈夫だ、と思っていた自分に驚いた。
今日あったばかりの人にここまで安心していても良いのだろうか。


「多分です。信じられないとは思うんですが、私.......この世界とは別の場所から来たと思うんです。」

「.......根拠は」

「魔法なんて、存在しないんです。そもそも世界感が全く異なっているんですよ。」
「ほう」
「私の住んでた場所は日本です。」
「ニホン?」
「はい」

「ツイステッドワンダーランド。これがこの世界の名称です。聞き覚えは?」
「いえ、全く。
私の住んでいた世界は、地球という惑星です。そしてその中にはたくさんの国があるんです。そのうちのひとつの国に住んでました。勿論、海の中で暮らす.......人魚、という存在もいません。」

「何故、いないのにその存在を知っているのです?」
「いたんですよ。
こっちの世界に迷い込んできた小さな男の子が。自身の帰る場所に戻れるまで、面倒を見ていたんです。
無事帰れたと思うので安心してください。」

「そうですか.......」

「というか、私、魔力あるんですか?」
「それはもう膨大な」


私の住んでた世界には勿論魔法なんて存在しない。
映画や小説、アニメならまだしも、現実では到底目にかかることなんて出来ない。それが、この世界ではホイホイと当たり前のように使われている。

もし、魔力を持っていなかったら.......

そう思うと体の底が冷たくなった。


「ここがあなたの住んでいた世界とは違うというのは理解出来ました。が、しかし。なら何故、貴方は此方の世界へいるのです?」

「それは.......」


恐らく、あっちの世界で私は死んだ。
フロイドが消えたのを見届けてから。
重たくなるまぶたに身を任せコトンと呆気なく死んでしまったのだろう。最初に見つけてくれるのはおじちゃんやおばちゃんだろうか。それとも、あのクソ野郎なのだろうか。もし、後者なら、私は埋められでもするのだろうか。



「私、死んでるんです。
殺されたんですよ」

全てを話してしまいたかった。

身に起こったことすべてを。
私一人では抱えきれなかった。実の父親に、本当に殺されるなんて。あの人に信頼や愛情や、そういったものはもう何一つ残っていない。ただ、あの人が父親という事実だけがそこには残っていた。

価値観の違い→←砂糖とミルク多めで



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Ria*(プロフ) - すみませんごめんなさい…。前にしたコメントゆっこさんのことを呼び捨てに…!!わざとじゃないんです、ごめなさい!ゆっこ"さん"です!訂正させてください!! (2020年8月6日 10時) (レス) id: 33e95337be (このIDを非表示/違反報告)
白玉の星(プロフ) - 速く………………速く………………思い出してほしい…これからも頑張ってください……………… (2020年8月5日 21時) (レス) id: 897ea2c55e (このIDを非表示/違反報告)
ちぃすけ。(プロフ) - 全編見たとき泣きました…( ; ; )この作品が今までで一番好きです!!更新ものすごく楽しみにしてます!!頑張ってください! (2020年8月5日 20時) (レス) id: 0f6c0c9d97 (このIDを非表示/違反報告)
Ria*(プロフ) - 続編心待ちにしてました!ゆっこの作品大好きです!これからも楽しみにしています!! (2020年8月5日 18時) (レス) id: 33e95337be (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑 - 名前変換させてほしい… (2020年8月5日 12時) (レス) id: ed99c8170d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆっこ | 作者ホームページ:https://www.pixiv.net/novel/series/1297564  
作成日時:2020年8月4日 20時

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