【ジョジョ3部(2部要素あり)】憎まれ兄弟その��/花京院典明 ページ41
続き。何故か助けてくれる故人。
ーーー
「はやく、助けなきゃ、花京院くんがっ・・・！」
歩く度にトラップ、トラップトラップばっかり。
これじゃあ動けもしない。
「どう、しよっ、たすけ、て、誰かッ・・・！」
恐怖で声が震える。
ああ、なんて私は弱虫なんだ。
『全く、心配だから憑いてきたが、ここまでだとおちおち寝てられないじゃないか。』
「ぇ・・・だれ？」
『ん？ああ、俺のことは気にしないでくれ、シニョリータ。』
半分透けた人が私の目の前に現れて言う。
「し、シニョリータ・・・？」
シニョリータってなんだろう。
と、考えている暇はなく、
『シャボンランチャー！』
と叫びながらどこから出てきたのか、シャボン玉を床に投げつけた。(シャボン玉を床に投げつけるなんてすごい発想だなぁ....)
すると、床に触れたシャボン玉が消えると同時に爆発が起こる。
『これで大体は進めるようになったぜ。早く鍵を取りに行こう。』
「あ・・・ありがとう、ございます。」
とりあえずはお礼を言うべき。
あとこの人、なんだろう？
「あの、お名前をお尋ねしても？」
『名前？・・・そうだな、シーザー、とだけ。それより、君の愛しのダーリンが待っているんじゃないか？』
階段を急いで降りながらその人、シーザーさんは言う。
愛しのダーリンとは。
「それで、シーザーさんはさっきのシャボン玉どこから出したんですか？」
『あれは・・・服からだ。』
「えっ？」
意外ッ！それは服ッ！！
『服にシャボン液を含ませてるだけだ。それに波紋を流して飛ばしてる。』
波紋・・・そういえば、ジョセフさんも波紋を使ってるけど。
知り合いなのかな。
「あの、波紋はどこで習われたんですか？」
『ベネチアだよ。』
「ず、随分遠いんですね。」
『エジプトに比べれば日本より近いと思うが。』
「そ、そうなんですか？」
そもそもベネチアとは何処。
誤魔化して笑う。
と、そこでナースステーションに辿り着く。
「あの、すみません。花京院典明の病室の鍵をお借りしたいのですが。」
「その鍵ならさっきナースコールの時に駆けて行ったお医者様が持って行ったわよ。」
言い終わらぬか終わった瞬間かはわからないけれど、その時上で隕石でも落ちたかのような音が響いた。
『どうやら床を2階に落としたみたいだ。さっき通った階段に近い道は通れない。回り込むしかないな。』
いつ知ったのか、シーザーさんが言った。
ーーー
続く。
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ミネストローネ(プロフ) - 面白いですね！お気に入り登録しました！ (2019年10月4日 18時) (
レス) id: 6466f96ebf (このIDを非表示/違反報告)
NAME - はじめまして！ACVDのお話（それも財団の！）が見れてとても感激しています！愛おしい財団や戦闘への執着から開放されたマギーちゃんが見れて幸せです、素敵な作品を有難うございました！陰ながら応援させて頂きます…！ (2016年9月14日 13時) (レス) id: dc80bdbe51 (このIDを非表示/違反報告)
奈々@カラ松girlになりたい人(プロフ) - 紫炎さん» 続きあげました！！ ちゃんと甘くなってるといいな・・・。 (2016年2月18日 6時) (レス) id: 23ffe58b5d (このIDを非表示/違反報告)
紫炎 - 番頭ォォォォオォォォォオ(( ありがとうございました！！続き書いてくれるんですか…！？か、神がいる← 本当にありがとうございました！ (2016年2月10日 23時) (レス) id: 7a931205dd (このIDを非表示/違反報告)
奈々@カラ松girlになりたい人(プロフ) - 紫炎さん» できました。...あまり甘めではなかったかも知れないです。よければまた今度続きを作らせてください！ リクエストありがとうございました！ (2016年2月10日 6時) (レス) id: 23ffe58b5d (このIDを非表示/違反報告)
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