【バッカーノ！】永遠片想いの不死薬/フィーロ・プロシェンツォ ページ27
続き。
ーーー
「ひ、ば、バケモノ_____！」
「うわあああああっ！！！」
撃った本人は放心状態になり、もう1人は逃げ出す。
「ったく、痛いなぁ。」
「な、なんだよお前_____！こ、こいつがどうなっても、いいのか！？」
残る1人は更にナイフを食い込ませる。
「その子を殺してみろ。その時は本気で君を殺す。」
救世主さんはそう言い放った。
それが効いたのか、ナイフを地面に叩きつけ、走り去った。
「君、大丈夫？」
中々の美形の青年だった。
「血がやばいね・・・止血しないと。」
私の首を見て、そう言って必死に応急手当をしてくれる。
「あ、の・・・ありがとうございます。」
「どういたしまして。」
そう笑った貴方がとっても綺麗で、私の心臓がすごく反応した気がした。
「立てるかな？」
「はい。なんと、か....？」
地面から起き上がって、立とうとしたら、急に頭がぼーっとなって、目の前にノイズが走るようだった。
頭に血が上ったのかな？
「だ、大丈夫？もしかして今ので貧血とかになっちゃったかな・・・まいったな・・・」
貧血って・・・
血が足りないとなる病気のこと・・・？
「どうしようかな・・・」
じゃあ今の、頭に血が上ったんじゃなくて、血が足りなくなっちゃったからなったの？
「うう、手持ちはあの酒しかないし・・・」
「酒？」
この人、お酒飲むんだ。
意外とお酒強いのかな。
「・・・ねぇ、変な質問するようだけどさ、君。」
変な質問ってなんだろう。
「不老不死になっても気にしない？後悔しない？」
「え、ふ、不老不死・・・？」
「うん。今、不老不死になれるお酒を持っているんだ。」
そんなものがこの世にあるんだ。
にしてもお酒なんですね。
「あ、えっと。名前聞いていい？俺はフィーロ・プロシェンツォ。」
「A、です。日本人で、今留学中です。」
「うん、よろしく！」
「ええと・・・よろしくお願いします。」
手を差し出されたので、握り返せばまたフィーロさんは笑った。
その笑顔がどうしてかいつまでも見てたくなる。
「で、A。どう？飲む勇気はある？」
不老不死。
そんなもの、思ってもなかったし、何より、親が気味悪いって避けるかもしれない。
私を追い出すかもしれない。
でも、
少し、興味あるかも・・・
それに、不老不死なんて、すごいよ。
いつまでも生きていられるんだから。
「わかり、ました。飲みます！」
「・・・そっか。わかった。」
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ミネストローネ(プロフ) - 面白いですね！お気に入り登録しました！ (2019年10月4日 18時) (
レス) id: 6466f96ebf (このIDを非表示/違反報告)
NAME - はじめまして！ACVDのお話（それも財団の！）が見れてとても感激しています！愛おしい財団や戦闘への執着から開放されたマギーちゃんが見れて幸せです、素敵な作品を有難うございました！陰ながら応援させて頂きます…！ (2016年9月14日 13時) (レス) id: dc80bdbe51 (このIDを非表示/違反報告)
奈々@カラ松girlになりたい人(プロフ) - 紫炎さん» 続きあげました！！ ちゃんと甘くなってるといいな・・・。 (2016年2月18日 6時) (レス) id: 23ffe58b5d (このIDを非表示/違反報告)
紫炎 - 番頭ォォォォオォォォォオ(( ありがとうございました！！続き書いてくれるんですか…！？か、神がいる← 本当にありがとうございました！ (2016年2月10日 23時) (レス) id: 7a931205dd (このIDを非表示/違反報告)
奈々@カラ松girlになりたい人(プロフ) - 紫炎さん» できました。...あまり甘めではなかったかも知れないです。よければまた今度続きを作らせてください！ リクエストありがとうございました！ (2016年2月10日 6時) (レス) id: 23ffe58b5d (このIDを非表示/違反報告)
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