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異能力【龍雄】 ページ14

数分後、与謝野は乱歩が言っていた通り少女の人形を持ってきた。

乱歩はそれを受け取ると、龍雄に手渡し
「一寸動かしてみて」
と言った。

「うご、かす?」

龍雄は数秒考えた後、人形の手を掴み上下に動かした。
まぁ、人形を動かせ、と言われたらそうやるだろう。

因に乱歩はそれを見て大笑いした。

「違う違う。簡単に説明するとね、念じるんだ。『動け』って。」

「念じる…?」

龍雄は乱歩の言っていた通りに『動け』と思った。

すると、人形が空を浮いた。

「おぉ…!」

龍雄は歓声を上げた。

「_ま、成功かな?君の異能力はざっくり言うと人形を動かす。ただそれだけだ。」

「流石じゃないかい、乱歩さん。」

一通り見ていた与謝野が乱歩に話し掛けた。

「いいや、殆ど勘で言った。」

「それでも凄いじゃないか!異能力とはこんなのなのだな…!」

「嗚呼、沢山あるさ。治癒だったりね。…そう言えば、君、その角なんなの?」

乱歩は龍雄の額を指差し疑問を口にした。

それを聴かれて龍雄は初めて額の違和感に気付く。

「本当だ。なんなのだろうか?」

「それを僕に聞くなよ。」

「取り合えず、帽子で隠したらどうだい?
丁度前貰ったのがあったんだ。それをやるよ。」

与謝野は黒い帽子を龍雄の頭の上に乗せた。
丁度、角が隠れる。

「あ、ホントだ。隠れてる。」

「何で角が生えているかは後で考えればいいさ。」

「おぉ…有り難う、与謝野さん。」

「構わないよ」

与謝野はそういい、ニコリと笑った。

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シオン(プロフ) - 更新しても良いのか? (2021年8月24日 17時) (レス) id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いろえんぴつさん» 下のコメントに来れないとなってたコメントがあって枠の3番目の作者のキャラはどうなるかなと思ってます (2021年6月2日 18時) (レス) id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
いろえんぴつ(プロフ) - 桜さん» どう言う事です? (2021年6月2日 16時) (レス) id: c175a64265 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いろえんぴつさん» そういえば3枠のはどうなりましたか? (2021年5月27日 19時) (レス) id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
いろえんぴつ(プロフ) - 桜さん» 良きです!! (2021年5月27日 7時) (レス) id: c175a64265 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いろえんぴつ x他4人 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2019年3月23日 22時

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