七話：気まぐれ呪霊【虎杖悠仁】 ページ7
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「おらおら、お前はそんなに雑魚なのかい？」
ケケッ、と笑い声が薄暗い場所に響く。
「あー。もう飽きたぁ。お前私にひとつも傷付けれねぇじゃんか。さっさと消えろよ」
そう言って足で呪霊をぶっ潰す。
これで終わりかと残念に思いながら、その場を後にしようとする。
(......待て。ゾクゾクする)
いつも暇つぶしとして相手している並の呪霊とは遥かに違う圧。
脂汗が出ているというのに口は弧を描いた。
「なんだなんだ？！もしかして私より強い？！え、もしかして生まれて最大のピンチ？！出血多量になる？！なっちゃう？！？」
まだ見えぬ圧の正体に興奮が抑えきれない。
早く！！早くその姿を見せろ！！そして戦え！！！
うずうずしながら近づく気配を待つ。
「.....え、人？」
「うひょ！人間だ！！」
明るい茶髪の男子だ。
「お前強い？！その威圧は強い証か？！」
「え、威圧？」
彼は混乱していた。
「えっと、俺、呪霊倒しに来たんだけと...」
「その呪霊は私が倒した！」
ほら！と呪霊だったものに指を指す。
「あとね！私も呪霊だよ！私は強いやつを倒したいの！ピンチに立ちたい！絶望を味わいたい！！」
「....呪霊？！」
彼はその言葉に酷く反応して戦闘態勢につく。
「えっ？！戦ってくれるの？！本当？！」
「当たり前ェだろ。お前、呪霊だし」
その言葉を皮切りに彼はこちらに突っ込んできた。
まず最初の攻撃は受ける。
「うっわ！衝撃が二回！！初めての感覚！！君は強いかも！！名前何？！？」
「虎杖悠仁だよッ！！」
悠仁！！良い名前だ！
悠仁は拳を止めることなくなんども私にぶつける。
確かに強い。並の呪霊ならすぐ死ぬ。
でもでもでも！！！！！！
「お前じゃないな」
違う。
悠仁の鳩尾に拳が入る。
「カハッ...！」
悠仁は衝撃で壁までぶっ飛ぶ。
「私が感知した気配は悠仁のじゃない」
ゆっくり近づいて悠仁の視線に合わさるよう屈む。
「悠仁は強いけど、弱い。」
「.....ッはっ？」
悠仁は怪我が痛いのか顔を顰めながら言った。
「君が手に入れた強さより君の心の弱さが上回っている。つまり君は弱い。」
私が戦いたかったのは君じゃない。
戦闘を放棄した。
『小娘が感知したのは俺だろう？』
刹那、先程の圧を感じた。
バッ、と彼を見る。
「マジで...？！両面宿儺じゃん！！」
『お前のその調子ムカつくな』
気付けば鼻から上が無かった。
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∞輪廻∞(プロフ) - マリイさん» 再びリクありがとうごさいます！！乞うご期待お願いします！ (2021年1月28日 22時) (
レス) id: a7a0dcccc8 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - ∞輪廻∞さん» もう１つリクエストで夢主が虐められてる所とリスカしてる所を建人が見たら (2021年1月28日 22時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
∞輪廻∞(プロフ) - マリイさん» うっわ、なにそれ良き！！むっちゃ面白そうやん！リクエストありがとう！！ (2021年1月9日 22時) (レス) id: a7a0dcccc8 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - リクエストで夢主がスリルを求めるアドレナリン中毒＋戦闘狂でナナミンが夢主の面倒見てる設定見たいです (2021年1月9日 22時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞輪廻∞ x他1人 | 作成日時：2021年1月9日 22時
