それ私だってば！！【呪術廻戦】

五条悟 ページ6

あれから、ウニくんは伏黒恵くん、女の子は釘崎野薔薇ちゃんということが分かった。

そして、今は五条悟の膝の上に座っている。





.......とりあえず突っ込んでいい？

なんでこんな状況なん？？？



「......Aはさ、どうしてあの場所にいたの？あそこには呪霊がうじゃうじゃ居たはずだ。」

五条は私のお腹に後ろから手を回してそう聞く。



この状況に理解が追いつけていないし、なんでここにいるかもわかんないし、てかそもそもなんで縮んだのかも分からんし、あの場所知らんし、頼む誰か説明してくれ？？(ノンブレス)




「それにあそこは強い呪力を感じたんだけど、君は何を知っているの？もしかしてAがいた？Aをしっているの？聞いてる？」


五条は回した腕の力を込めた。

強....苦しッ！！

「....ウッ...！」

これは冗談抜きで痛いと思わず呻き声が出ると、五条はごめんと言って力を止めた。



「......ごめんね。Aが僕の同級生に凄く似ているから。もしかしたら何か知ってるのかもって。ただの僕の欲望だよね。」

はは、と力なく笑った五条は苦しそうだった。

私は何を思うことなく五条の頬に手を添えた。

五条が息を飲んだ。


「五条....わたしだよ？わたしがAだよ？」

私は確かにそう言った。


「？そうだね。AはAだ。」



いやこれイマイチ伝わってねぇな。



「違う！！！私がAなの！！！」

「もしかして元々Aっていう名前だった？」

そうだけど！！！！そうなんだけど！！！！


「何か不安なこととかあるのかな？
大丈夫だよ。Aは要注意人物だけどこの高専にいることができるから。危険な目に遭うことはないよ」

それは安心だね！！！でも違うんだな！！









「....Aはさ、馬鹿なんだよ」

急な悪口だなオイ。


「他人のことなんでどうでもいいのに最後まで他人に尽くそうとしてさ。全部自分の責任だって背負い込んで。馬鹿以外なんでもないよ。

........なんであんな良い奴がいなくなるんだよ。

お前がAだったらいいのに」


五条はそう私の頭に顎を置いてそういった。

......すんごい複雑。今すごい複雑な気分。

嬉しいのかキレるべきなのか悲しむべきなのか分からん。

だって本人だもん。


「.....五条、」

「あ、僕君より断然年上だし、ここの先生やってるから僕のことは五条先生って呼んでね」

思考停止に拍車をかけるの本気でやめてもらっていいすか？？

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