ｱｯ......ッは？！？ ページ13
.
「──い....い....おーい...Aー朝だよー起きてー！」
「.....ぬぅ...？」
ぐっすり眠っていると誰かが起こす声が聞こえる。
「...やだぁ....あと5時間〜...」
「やだって可愛いねでも5時間は長すぎかな。
はい起きてー」
つーかこの声五条じゃね？
勝手に部屋に入ってくんなよ。
そう思いながら寝返りを打つと温もりが突然消えた。
「もーう！Aー！」
五条が布団を剥いだのだ。
お前重罪犯してんな。ぶっころぞ？
そして浮遊感。
小刻みに揺れる感覚。
あっ、この揺れ感良い......寝ちゃうわ〜。
「...zzZ...」
「ありゃ、また寝てるよ.....。んふふ、可愛いねぇ」
五条は機嫌良く、Aを運ぶのであった。
「ねぇ、A。ココア飲むー？」
「....ん...」
甘い匂いがして起きる。
五条からココアを受け取り、飲む。
熱っ！....お前熱いなら熱いって言えよ。
「.....うま」
「あっれー七海じゃん。どしたの」
ココアに舌鼓を打っていると、五条がなんか言った。
「.....その子、隠し」
「違うよ」
五条はその人の発言を遮って答えた。
「....誘か」
「それも違う」
五条は一体誰と喋ってんだ。
眠たい目を擦ってその人を見る。
「.......ぅえ、」
「....では一体その子は誰ですか」
面倒そうに眼鏡を上げる人。私はこの人を知っている。
「じゃじゃーん！！膨大な呪力量を持ってる可愛いAちゃんでーす！！」
五条に脇を持ち上げられ、その人と向き合う。
「......な、ななみん.....」
「.....。」
目の前にはかつての後輩、七海健人が新聞の向こうから見ていた。
.......いや、お前変わったなぁ〜？！
何その眼鏡。新手のファッションか？！
似合うからいいと思うけどね！！！
新聞、様になってんなお前。片手でコーヒー持って欲しい。
「じゃ、僕はこれから任務だから。七海、Aのお守りお願いねー」
「「.....は？」」
いや、こいつ何言ってんだ。
五条はヒラヒラと手を振ってこの場を後にした。
「.....。」
「.....。」
互いに沈黙が走る。
「.....あなたは」
七海は突然、口を開いた。
ビビるじゃねぇか。もっと慎重に来いよ(逆ギレ)
「聖Aさんですか」
「.......は、」
七海は私の名前を呼んだ。
「....いえ、なんでもないです。」
七海は眼鏡を上げて言葉を訂正した。
その表情は心做しか寂しそうに見えた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 447人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
∞輪廻∞(プロフ) - 猫餅さん» 教えて下さりありがとうございます...！早急に直しますね。ご指摘感謝です！ (2021年8月22日 21時) (
レス) id: a7a0dcccc8 (このIDを非表示/違反報告)
猫餅 - 冥さんの漢字が瞑になってます。。。 (2021年8月22日 16時) (レス) id: da7b97d38e (このIDを非表示/違反報告)
∞輪廻∞(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうごさいます！！五条オチの話も考えておきますね。リクエストありがとうございました！ (2021年5月28日 22時) (レス) id: a7a0dcccc8 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年5月27日 17時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
∞輪廻∞(プロフ) - アオイさん» 感謝の気持ちで溺れそうです....！！コメントありがとうね！ (2021年1月26日 20時) (レス) id: a7a0dcccc8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：∞輪廻∞ | 作成日時：2020年12月20日 0時
